【保険業界】テクノロジーが保険ビジネスを変える?「InsTech」

世界一の長寿国、日本。生活が豊かになるとともに世界中から注目された日本の保険システム。しかしいつまでも同じシステムでいると、いつのまにか世界から遅れをとってしまうかもしれませんよ、、
そんな保険業界の最前線を、今日はわかりやすくお伝えします!保険業界志望、超必見です!

代表的な新しい分野は以下の通り

Insurers(保険会社)

生命保険や健康保険、損害保険を提供する一般的な会社です。みなさんが思いつく会社はこの形が多いと思いますが、インターネット上をメインとして行う会社が増えています。。

Employer Insurance(社員保険)

会社員に対してより効率的な保険を提供します。僕たちの親の多くは会社でまとめて保険に入っています。そこを狙ってより効率的な保険を提供する会社です。

Enablers(イネーブラー1

保険会社や被保険者に対して、ソフトウェアやデータ解析を提供します。科学技術の進歩とともにいろいろなデータが生み出され、多くの場面で応用されています。保険業はその最たる一つです。

Distribution Platforms(プラットフォーム)

オンライン上で、保険見積もりの比較や保険証券の購入の場を提供します。今までは病院にいかなければわからなかったものをスマホから一目で。そんなサービスがいろいろな業界で出てきています。

P2P2 Insurance

P2Pのプラットフォームを提供。普通はできない保険を、SNSを通じて同様の加入希望者をつのり、保険として成立させるものが代表的です。

語句

イネーブラー1…PCのソフトウェアを提供する会社のこと。

P2P2(peer to peer)…..B2BやB2Cは聞いたことがある人が多いのではないでしょうか。P2Pとは、サーバーを介せずやりとりをするもので、ユーザー同士が簡単につながります。Skypeなどがこの例です。

代表的スタートアップ

Oscar【New York 2012 $1.1B】(保険会社・オンライン)

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契約者の健康を助け、結果的に医療費を下げることを目指しています。(すると保険会社も保険費も払わなくて済む)
契約者にフィットネスモニターを無料配布し、健康に努めた人には報奨金を提供しています。さらに保険契約は全てスマホででき、症状を入力するだけで近くの最適な医者を教えてくれるサービスもあります。保険が皆保険でなく、システムも複雑なアメリカでは特に受け入れられているサービスです。

Trov【2012 アメリカ $46M】(オンデマンド保険、マイクロ保険

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モノに対する保険です。保険をかけたいモノをあらかじめ登録し、スマホアプリ上で保険を分単位でかけられます。今までは保険をかけにくかった物にかけられます。パソコンなどの電化製品からスポーツ用品、楽器などにかけられますが、今後さらに対象を広げていくそうです。契約がややこしく離れがちだった若者にターゲットし、スマホ一つで簡単に、短い期間の保険をかけられるようにしています。

FriendSurance【べルリン 2010年$97M】(P2Pのマーケットプレイス)

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加入者同士がグループを作って加入します。加入者が支払う保険料金をプールしておき、保険金は基本的にそこからおりるようになっています。保険金の請求が無ければ、キャッシュバックや次の年の保険料値下げなどの特典があり、メンバーに迷惑をかけないように健康に気をつけます。加入者がグループに新しい顧客を勧誘するのため、広告費もかかりません。個人に対して高額な保険をかけていた今までと違い、この会社は集団に対して低額で価格を提供しています。

 

まとめ

いかがでしたか?このように保険は時代のニーズに合わせてどんどん新しいサービスが出てきています。日本では新しい保険のサービスが出ても、信頼があるというだけで既存の保険会社を利用し続ける人が多いのではないでしょうか。さらに金融の規制も強いので、新規参入のハードルが高いです。今を生きる我々若者がどんどん新しいサービスを利用し、その魅力を親世代に伝えていくことも必要なのではないでしょうか。我々が目を向けないと、いつまでも日本はこのままかもしれません。

 

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