煩わしかった広告が頑張ったご褒美に変わる!次世代広告スタートアップKiipとは?

 

みなさんは電車やバスの移動時間は何をして過ごしていますか?

本を読む、音楽を聴く、寝る…など様々な方法があると思いますが、いまやだいたいの人が手にしているのはスマートフォン!

スマートフォンでゲームをしたり、漫画を読んだり、勉強をしたりと様々なアプリを使用して各々の空き時間を利用している人がたくさんいますよね。

今回はみなさんが使うスマートフォンと関わりが深いスタートアップをご紹介します!

 

Kiipの提供する”出てきて嬉しい広告”とは?

http://www.kiip.me/

Kiip, Inc.はアプリ内でゲームやゴールを達成した際に、そのご褒美として広告主のクーポン商品の引換券が現れる、リワード(報酬)型広告という形態の広告を提供するスタートアップ企業です。

 

従来のモバイル広告は、ゲームなどをしている最中にポップアップされたり、動画などを視聴する際に画面上に現れることで視聴の邪魔になることがあるなど、全くその広告の企業に対して興味がない人たちにとってはただただ鬱陶しい存在でした。

 

その利用者心理に着眼点をおいたのがこのKiipなんです!

Kiipの広告の仕組みがこちらです

 

具体的な例を少しあげてみると、

  • ロールプレイング形式のアプリでボスキャラを倒した瞬間
  • フィットネスアプリで継続して体重を記録し、目標体重になった瞬間
  • To DOリストを作り、一つの項目を成し遂げた瞬間

などなど、それぞれのアチーブメント(達成)の瞬間に広告が表示されるのです。

 

このような形態で広告を消費者へ提供することで、広告がアプリ内で表示されることへの抵抗を減らし、広告それ自体を何かを達成した報酬として受け取ることで、消費者はより好意的に広告主のブランドを記憶することができるのです。

また、広告を表示するタイミングを何かを達成した瞬間に設定することで、さらに達成×広告=報酬という結びつきを消費者に強くアピールすることもポイントの一つと言えるでしょう。

 

広告業界に興味がある方はぜひこちらの記事もチェックしてみてください!

立ち上げたのは若干19歳の超エリート!

KiipのCEO Braian Wong氏 参照:https://type.jp/et/feature/4936

実はこのKiipは、満面の笑みが素晴らしい彼が立ち上げたスタートアップなんです!

起業当時、彼はまだ19歳。普通の大学生ならサークルにバイト、ときどき勉強(笑)というような時期ですよね。

しかし、彼、Brain Wongは全く違う半生を歩んできているんです…

 

順風満帆だった…はずが…

Wong氏はアメリカで4年も飛び級をし、アメリカの名門、コロンビア大学に14歳で入学し、18歳で卒業。

大学卒業後に自身のWebデザインのスキルを生かしてシリコンバレーで働きたいと考え、様々なベンチャー企業にはたらきかけて晴れ”Digg(米で一世を風靡したソーシャルニュースサイト。2012年にBetaworksが買収)”のビジネスディベロッパーとして入社。

 

しかし、

順風満帆だと思われた彼の人生に暗雲が立ち込めたのは、彼が入社してから約半年後のこと。

なんと彼が勤めていたDiggをYahoo!が買収し、彼の所属していたチームごと解雇に!

カナダ人である彼は、解雇されたことにより就労ビザもままならなくなり、自分探しの旅へと単身で東南アジアへ。それが彼ののちのちの人生の大きな分岐点となるのです。

 

旅先での発見が彼の人生を変えた

彼が旅先で見たものは、多くの若者たちがスマートフォンのゲームアプリに夢中であること。しかし、流石のエリートWong氏の観察眼はここでは終わらないのです。

なぜ彼らがこんなにハマっているのかを知りたくて、彼らの手元をずっと観察していたんだ。その時に気付いたのは、皆がゲームをクリアするのに必死で、画面の端にある広告は無視されていること。

そんな様子を見ながら、僕は「もしもゲームクリアの“ご褒美”として無料のクーポンなんかが表示されたらどうなるんだろう?」と考えるようになっていた。Diggにいたころ、広告の仕事もやっていたからだろうね。
─────Brain Wong

これが彼の人生の分岐点でした。

このひらめきを元に彼が考えた他社との差異化がこちらです

こうして彼はKiipを立ち上げることを決意し、シリコンバレーへと戻りました

そこで、同じくDiggを解雇された仲間たちと共にこのビジネスをスタートしたのです。

 

アルゴリズムを利用して報酬を決定

主にアプリと連携していることでそのアプリを利用している客層を把握できるため、報酬の内容は人それぞれで異なります。

例えば、女性のユーザーが多いアプリでは、ゴールを達成した後の報酬として、口紅やダイエットサプリの試供品などが表示されたり、男性ユーザーが多いアプリではプロテインやファストフードの引換券などが表示されます。

KiipはSephora、popchips、Homerun.com、Sony Dash、Vitamin Water、1-800-Flowers、Dr. Pepper、GNC、Carl’s Jr、Hardee’sなどの有名ブランドと提携しているため、出てくる広告のバリエーションも豊富で毎度毎度同じ広告は出ないようになっているため、利用者は飽きずに新しい広告と出会える。

また、の広告が出ること自体が利用者のモチベーションとなり、アプリの利用効率が上がるという嬉しいサイクルも起こります。

出てくるクーポンの一例 参照:http://millennialentrepreneurs.com/brian-wong/kiip-3/

 

アルゴリズムってなに?どんなことに使われてるの?と思った方はこちらの記事もチェックしてみてください!

 Big Pic 
Big Pic
http://seattle-gakusei.com/%E4%BB%AE%E6%83%B3%E9%80%9A%E8%B2%A8%E3%82%92%E6%89%B1%E3%81%86%E4%BC%81%E6%A5%AD%E3%82%92%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97%E7%95%8C%E3%81%AE%E9%87%8D%E9%8E%AE%E3%81%8C/
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最後に…

いかがでしたか?

みなさんもスマートフォンを使うときに少し意識して広告を見てみてください。どのような形でなら、より楽しんで広告を受け入れることができるでしょうか?

もしかしたらあなたのアイデアが広告の新しいビジネスモデルになるかもしれませんね。

 

【執筆者情報】
渡邊望美
慶應義塾大学文学部を休学し、現在はアメリカのワシントン州シアトルにあるBellevue Collegeに留学中。まだまだ慣れないアメリカの文化に悪戦苦闘しながらも、なんだかんだ生命を保っている。アメリカに来てからバナナのありがたみに気づき、常にカバンに2本は携帯している。

 

   
   
   
   

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