【最新テクノロジー】インターネット以来の大発明「ブロックチェーン」②

最新技術解説シリーズ「ブロックチェーン」編。前回の第1弾【最新技術】インターネット以来の大発明「ブロックチェーン」①では、ブロックチェーンの簡単な解説とその特徴をお伝えしました。今回の第2弾では「注目分野とその最新動向」に関して紹介していきます!

【ブロックチェーンが応用される注目分野!】

ブロックチェーン業界とは、「ブロックチェーンを活用した技術を提供する業界」のことを指し、ビットコインなどの仮想通貨もこの中の一つのカテゴリーとして数えられます。現在、ブロックチェーンを活用した技術開発は目を見張る速度で進んでおり、業界全体の市場も大きく伸びてきています。

「Tracxn Research – Blockchain Report May, 17」より引用

 

本日は、業界の中でも特に資金と注目が集まっている3つの分野を紹介したいと思います!

1.スマートコントラクト

2.証券取引管理

3.送金

の3つです。分野ごとに見ていきましょう!

 

【スマートコントラクト 

ブロックチェーン上で契約を自動化する仕組みのことをスマートコントラクトと言います。契約の条件確認から履行までの一連の流れが自動化されることで、決済期間の短縮にもつながるんです。

前回の記事で紹介した音楽著作権に関する例がスマートコントラクトの良い例ですね。今までは、アーティストとレコード会社が紙ベースの契約を交わしてきました。契約の際には、複数の利害関係者が存在するため、権利の所在が曖昧になることがあり、契約が不透明になっていた部分がありました。しかし、スマートコントラクトの場合、あらかじめ設定された契約内容に基づいて、ブロックチェーン上で自動的に取引が行われるため、透明性の高い契約を実現することができるんです!

みなさん、契約は簡単に破ることができない時代がきましたよ。契約をちょろまかそうとしてもブロックチェーンがすべてお見通しなんです!

証券取引管理】

証券取引とは、株式や社債などを売買することを指します。主に投資銀行や証券会社の業務であり、ブロックチェーンはこの取引管理の効率化を図っています。証券取引においては、莫大な量の取引が発生し、たくさんの顧客関連のデータを安全に管理する必要性があります。

ここで、ブロックチェーンの「分散型」という側面が活かされているんです!従来は、膨大なデータを中央集中管理しなければならなかったため、管理やセキュリティのコストがかさんでしまっていました。しかし、ブロックチェーンの導入により、分散型共有データベースでの管理が可能になり、管理コストやセキュリティコストの大幅な削減が見込まれています。

証券とか知らんし!って方もいますよね!ここで重要なのは、ブロックチェーンの力でみなさんの情報が一層安全になるということです。

送金】

3つ目はブロックチェーンを活用した送金の分野です。ブロックチェーンを活用した送金は、従来の送金技術に比べて、4つもメリットがあるんです。

1.低コスト

→銀行の仲介と詐欺防止にかかるコストを削減できるため、低コストでの送金が実現可能になります。手数料の安さってすっごい大事ですよね。

2.簡単

→銀行の仲介が減る分、支払いプロセスが簡易化されます。めんどくさい手続きとはもうおさらば!

3. 高速

→現在の送金技術は送金完了まで数日間かかります。一方で、ブロックチェーンでの送金はほぼ即時的なものであり、資金移動の高速化が可能になります!

4.セキュリティ

→ブロックチェーンには不正対策機能があり、ハッカーが支払いデータをハッキングすることは困難なんです。仕組みを説明すると、かなり複雑なので省略しますが、高度な暗号技術が採用されており、ブロックチェーンは凄くセキュリティが強いんです!

このように、ブロックチェーン送金は従来の送金技術を大幅に革新する技術であり、個人間と企業間の双方の送金において資金と注目が集まっています

【各分野を代表する企業】

 

CTO Gaurang Torvekar(left) & CEO David Moskowitz(right)

Attores (2015, シンガポール) 調達額:$20K  (スマートコントラクト)

2015年に創業されたばかりのシンガポールの企業。調達額はまだまだ少ないが、ブロックチェーンを活用したスマートコントラクトの分野で注目を集めているスタートアップです。雇用契約やテナント契約、賃貸契約など様々な分野の契約のテンプレートを作成しており、既存のあらゆる契約のスマートコントラクト化を目指しています。面倒だし、よくわかんない手続きが簡単にできるようになるのは嬉しいことですね!

ホームページ:http://www.attores.com/

 

Digital Asset  (2014, アメリカ) 調達額:$67M  (証券管理取引)

Digital Asset ウェブサイト

金融機関などに対してブロックチェーンを活用した金融システムを供給する会社。モルガンスタンレー、米国証券保管振替機関DTCCなどを経た金融のプロフェッショナルが創業したため、クライアントのニーズに沿ったソフトウェアを提供しています。アクセンチュア、IBM、PWCなど名だたる会社とパートナーシップを組んでいる注目の企業です!

ホームページ:https://www.digitalasset.com/

 

 

Ripple (2012, アメリカ) 調達額:$93M  (送金)

Rippleの仮想通貨XRP

Bitcoinと同様に仮想通貨「XRP」を供給していることで知られるRipple。ブロックチェーンを活用した国際送金のシステムを開発しています。先ほど説明した通り、従来の送金に比べて、送金手数料が安い、セキュリティが強固、必要日数が短いなどの特徴が挙げられます。ブロックチェーンを活用した仮想通貨の分野はまさにホットな領域ですね!

ホームページ:https://ripple.com/

 

 

【まとめ】

なんとなく耳にする回数が多くなっているブロックチェーン。全てを完璧に理解することは難しいけど、ブロックチェーンがもたらすインパクトは少なくとも理解しておく必要があるでしょう。ブロックチェーンが浸透したら、既存の銀行の立ち位置はどのように変わるのでしょうか?あなたはそれを想像できていますか?他にも様々な分野に強烈なインパクトをもたらすことは間違いありません。遅かれ早かれ大きな革新をもたらすであろうブロックチェーン。しっかりと仕組みとインパクトを押さえておきたい技術ですね!

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