Amazonで活躍する盲目のエンジニア「過小評価されがち」【GeekWire】

「特別な能力」を生かし、アマゾンにてコードの加筆・修正をする盲目のソフトエンジニア

多くの人々はコードを見ても、さっぱり意味がわかりません。ただのランダムな文字の羅列にしか見えないのです。

しかし同僚の話によれば、Amazonのソフトウェアエンジニアであるマイケル・フォルツァーノ氏はコードの間違いを見つける「特別な力」を持っています。そして、フォルツァーノ氏は生まれた時から目が見えません。

フォルツァーノ氏の26年間の人生が注目を浴びたのは、AmazonのDay Oneブログでのことです。自身の弱みを克服して活躍する彼の能力は、雨降る金曜日にシアトルで働くテック関係者へインスピレーションを与えました。

(参考)Amazon社のOne Dayブログ

「日々の生活の中で、自分に実力があることを証明しなければ、と力むことはよくあります。」と、フォルツァーノ氏は話しました。(現在消費者向けのアクセシビリティチームに所属)そして、彼はこう付け加えました。「でもAmazonではその必要がないんです。ここで働く人たちは全く偏見を持たずに接してくれます。盲目であることが邪魔をしないのは、私にとって凄く力になりますね。」

フォルツァーノ氏はビンガムトン大学のコンピューターサイエンス学部を卒業し、2013年からAmazonで働いています。Day Oneによれば、彼が使うのはソフトウェアを搭載した普通のコンピューターです。ソフトウェアによって、コンピューター上で行う全ての動作を音声として再生します。

より詳細な内容は、動画からご覧ください。また、どうして彼がコンピューターに興味を持ったのか、またAmazonでの採用面接の様子はこちらのブログへ投稿されています。

動画音声の和訳

フォルツァーノ氏:

私は常にスリルを感じながら、独立して生活しています。他の人と同じようにできることは増えてきたと思います。

しかし目が見えないために、私は過小評価されがちです。また、できることも実際よりも少なく見られてしまいます。

盲目の人々がどうやってパソコンや携帯を使っているのかや外を歩いているのか、人々はよく知らないんです。例えば、僕の補助犬が全部やってくれてると思ってるんじゃないかな。

私は生まれた時から完全に盲目でした。5歳の時には聴力を失い始めたので、人工内耳をつけました。

私はAmazonでソフトエンジニアをしています。人々がこれを聞くと、大抵すごく驚きます。そして「どうやって働いているの?」とか「画面が見えないのに、どうしてコードが書けるの?」と聞いてきます。どうやって仕事をしているかに関して言えば、私は標準のコンピューターに、画面読み上げ機能と呼ばれるソフトウェアを導入して使っています。スクリーンに表示されているものを読み上げてくれるんです。

矢印キーが使えるのですが……例えば、下向きの矢印ボタンを押すでしょう?すると、次の行のコードを読んでくれます。

同僚:

もうひたすらに驚くばかりですよ。彼の目が見えないことを時々忘れてしまうほどです。

フォルツァーノ氏:

入社前は、自分は実力よりも下に評価されてしまうだろうと予想していました。だけどAmazonが与えてくれたのは、この会社での本当に素晴らしい経験でした。

僕がしてきたことを、同じように目が見えない人々に知ってもらうことはとても大切だと考えています。この先どうすればいいのか、果たして何ができるのか……わからない盲目の人たちがたくさんいると思うんです。自分はAmazonで働けて、本当にラッキーでした。

2018年4月6日『Blind software engineer taps into his ‘superpowers’ to write and fix code at Amazon』より全文和訳。

原文: KURT SCHLOSSER

 

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