【Mercari】シリコンバレーで活躍する日本人シリーズ第3人目!将来の夢は公園を作ること?Mercariのアメリカ進出を支える内田悠一さん

シリコンバレーで活躍する日本人へのインタビュー第3弾は、Mercariで働かれている内田悠一さんです!日本ではかなり有名となり、昨年日本で上場も果たしたMercariですが、今回はシリコンバレーにあるMercari USのオフィスにお邪魔させていただきました!お昼時に行かせていただき、社食も頂いてしましました、すごく美味しかったです!

内田さんとBigPicメンバー

それではインタビューに入っていきたいと思います!急成長を続けるMercariがアメリカではどんなことをされているのか、そして内田さんの意外な将来の目標とは?まずは内田さんのプロフィールをどうぞ!

プロフィール

内田悠一さん

明治大学卒業後、ネスレ日本セールス部門に入社。KPMGシンガポールにてコーポレートファイナンス業務→JPモルガン証券にてテクノロジー分野の株式調査業務。2016年にメルカリのファイナンス部門に入社、IPOプロジェクトのリード、メルカリファンドで投資業務、事業計画策定など。2018年よりメルカリUSにてファイナンス部門立ち上げ中を担当

 

Mercariに入られるまで

 

Naoto
メルカリに入られるまで、転職を何度か経験されていると思うんですが、これまで転職を決めたきっかけとかを教えていただいても良いですか?

ネスレ時代

内田さん
新卒ではネスレに就職しました。外資系だからキラキラした仕事が出来ると勝手に思ってたんですけど、実際の仕事内容はすごくドメスティックでした。大阪の色々なスーパーを回って棚チェックをしたり、商品の売り上げなどを見たり、すごい地道なことをやってきましたね。

 

Naoto
思い描いていたキラキラな仕事と全然違うかったんですね、、

 

内田さん
そうですね、大阪の地元のスーパーに行ってた時はかなり理想とかなりギャップがありましたね。ネスレを選んだのは国際的な仕事ができるだろう、でUSCPA(公認会計士試験)まで合格したのに、今の仕事をこのままずっと同じ事をやるのはちょっと違うなと思って転職しようと思いましたね。

 

Naoto
なるほど、外資系でもけっこうそういうことはあるんですね、、そこで転職してKPMGを選ばれたんですね。

 

内田さん
そうですね、日本でドメスティックな仕事じゃなくて、広い世界を見たかったのでKPMGシンガポールに転職しました。アドバイザー業務をしていたんですが、ネスレ時代とのギャップがすごすぎてかなりしんどかったです。アドバイスする立場だから知識量も必要だし、英語もたどたどしいし、始め1年はすごくしんどかったって思い出があります(笑)

KPMG時代

 

Naoto
なるほど、ネスレ時代の仕事との差がすごかったわけですね、、

 

内田さん
そこから、結婚することになって日本に帰ろうと思って転職活動を始めて、JPモルガンの株式調査部に転職しました。JPモルガンの中では僕が歩んだファーストキャリアは結構異質なものだったんですけど、カバレッジレポートを書いてました。今までの仕事と違って、まさしくもとめていたダイナミックかつインターナショナルな仕事だったけど、あんまり自分的にはしっくり来なかったですね。

 

Naoto
ええ、どの辺がしっくりこなかったんですか?

 

内田さん
この仕事は株式を買った人から手数料を得るビジネスだったので、一番最初のキャリアで選んだBtoCの仕事とはかけ離れていてましたね。

Mercariへ

Naoto
なるほど、ではその後Mercariを選ばれたのはなんでだったんですか?

 

内田さん
前からずっと興味あったスタートアップに行きたいと考えて、ネットでMercariを見つけてサービスのコンセプトが面白そう、素敵だなって思って、、自分は元々消費者と直接関わる仕事が好きだし、Mercariがユニコーン企業(1000億円の企業価値がある会社)になる直前ぐらいで資金調達ニーズありそうだし、最後は直感で決めました。

 

Naoto
Mercariを見つけたのは偶然だったんですね!日本のMercariからアメリカに異動された経緯はなんだったんですか?

 

内田さん
自分自身も行きたいと思っていた部分と、メルカリが大きくなるにつれて、ファイナンスの必要性が大きくなってきて、ファイナンス部門をアメリカでも作りたいという会社のニーズもあって、アメリカに異動することができました。

 

Naoto
なるほど、Mercariに入ったのは、これから伸びそうだったからって理由もあったんですか?

 

内田さん
これから伸びそうっていう思いよりも、やってたことが面白そうだったという方が大きかったですね。伸びそうと思ってもそれが当たるかは分からないんですけど、面白いほうを選んだほうが後悔しないだろうって思います。

 

インタビュー中の様子、すごくフランクにお話して下さりました。

 

今、内田さんのやりたいこと

 

Naoto
たしかに、伸びるかどうかは分からないですもんね、、ありがとうございます!今思う面白いこととかってありますか?

 

内田さん
メルペイの元CPOがやってるカフェとか、そういうオフライン系に興味がありますね。さっきも少し話したんですが、直接消費者の人と関われるBtoCとかCtoCの仕事をこれからもやっていきたいと思っています。あとはメルカリとは関係なく、今の興味は公園作りとかですかね。

 

Naoto
こ、公園ですか??

 

内田さん
公園ですね、みなさんアメリカの公園って行ったことありますか?

 

Naoto
そうですね、何回かは行ったことありますね!

 

内田さん
なら分かると思うんですけど、アメリカの公園はすごい設備がしっかりしていて、子供に対する配慮も手厚いんですよね。真夏でも滑り台が熱くならなかったり、すごいんですよね。今はビザの関係でまだ作れないし、お金にはならないと思うんですけど、自分が作ったものを消費者の人が使ってるのを見てる時がワクワクするんで、将来的には公園づくりかは分からないですけど、リテールとかオフラインのビジネスもやってみたいなと考えてます。

内田さんのインタビュー部分はここで終了となります!ありがとうございます!

感想

Mercariは日本では使わせていただきましたが、アメリカでは使う機会はあんまりなくて、内田さんも仰っていましたが、ローカライゼーションがアメリカ進出のポイントになってくるとのことでした。Mercariだけでなく、日本企業が海外進出する際には避けられない部分で、現地の文化や歴史的背景を知ること、若い時に海外に出て視野を広げるというとが大切になってくるんじゃないかと思いました。

 

内田さん貴重なお時間ありがとうございました!

最後に

外資系の会社に興味があるメンバーがいたこともあって、ネスレ時代のお話も詳しく聞かせていただきました。やはり外資系はキラキラしているイメージと思っていたんですが、実際はけっこう泥臭いこともあると教えていただきました。

やはり学生の目線で見ている業種や仕事のイメージっていうのは、実際と違うことも多いみたいなので今回みたいに社会人の方にお話が聞けるOB・OG訪問は大切だなと感じました!内田さんありがとうございました!

【執筆者情報】福井直人

大阪大学経済学部を休学し、Bellevue Collegeにて留学。高校からずっとハンドボールのキーパーをしており、顔面にボールがぶつかっても泣かない強い男である。8月に留学が終了し、アメリカで5キロ痩せたが、帰国後2週間でリバウンド。絶賛就活中である。

 

 

 

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

大阪大学経済学部を休学し、Bellevue Collegeにて留学中。高校からずっとハンドボールのキーパーをしており、顔面にボールがぶつかっても泣かない強い男である。マイブームはアメリカで出来た友達に関西弁を教えること