【アメリカの大学授業】はおもしろ【EdTech】が満載!留学生の体験レポート

こんにちは!日本の大学は現在テスト期間の真っただ中、終わればついに夏休みですね!アメリカの大学は夏休みが1カ月しかないため、まだまだ授業が続きます・・・・・・

ところで、私は3月から留学生としてアメリカの大学に通っていますが、この4カ月で1つ思ったことがあります。

 

 

「アメリカの授業、日本よりもハイテクじゃない??」

 

 

EdTechという言葉は近年ますます話題になってきており、多くの企業が学習ツール×テクノロジーの開発に力を入れています。

アメリカではたくさんのEdTechのスタートアップが生まれています。そしてここシアトルもEdtechが数多く集まる都市の一つとして有名です。

 

https://www.cbinsights.com/research/ed-tech-market-map-company-list/

 

しかし、日本の大学での学習ツールは、課題のためのMicrosoft Officeやオンライン提出ツール程度、授業で先生が使うツールも、せいぜいスクリーンに移すためのスライド授業程度だったなぁという印象があります。授業外での有料E-learningは少しずつ普及していますが、大学内での学びは従来から大きく変わっていないように思います。

 

 

だからこそ、アメリカでの大学の授業は、日本よりもたくさんの最新学習ツールを用いて学生の学びをフォローしていると感じました。

 

特に、私がいいなあと感じた授業の特徴が以下の3つです。

 

①効率的である

②自由な発想ができる工夫が施されている

③(単純に)やってて楽しい

 

というわけで、私はアメリカに来てからのほうが、日本にいた時よりもわくわくしながら効率的に学習できていると感じています!

それでは、アメリカの大学生たちは毎日どのような学習ツールを使っているのでしょうか?

今回は実際に体験したことを元に、紹介していきたいと思います!!

 

1.Kahoot!でエキサイティングな小テスト

https://kahoot.it/

特徴・使い方

Kahoot!は、先生と学生のためのクイズツールです。

はじめに先生が4択の選択式問題を作成し、PINコードを発行することで学生が手持ちのデバイスからクラスのKahoot!にアクセスできるようになります。

やり方は非常に簡単で、メインスクリーンに表示された問題の答えを4つの選択肢から探し、答えを手持ちのデバイスでタップするだけ!各問題で獲得したポイントの合計を競います。正解したらもちろんポイントが入りますが、回答するのにかかった時間が短ければ短いほど、獲得ポイントが大きくなります。

https://kahoot.it/

ゲーム感覚で取り組める上に、どんな授業のテストでも使う事が出来ます。

さらに作ったテストはオンライン上で共有できるので、何度もテストを作る無駄な手間が省ける&面白い問題が見つかるといった先生にとっても使いやすいサービスになっています。

https://kahoot.it/

登録料・利用料はもちろん無料です。

 

おすすめポイント

★チーム戦ができる

個人戦だけでなく、チームを作って競う事が出来ます。グループプロジェクトの前などにアイスブレイクとして取り組むことでチームビルディングに一役買ってくれること間違いなしです!

★集中力、吸収力アップ

私も授業でやったことがあるのですが、時間勝負でもあるゲームなのでめちゃくちゃ熱くなりました(笑)

瞬時に答えを選ぶためにかなりの集中力を使うので、授業初めの数分で行って脳を温めるのに非常に効果的です!そしてクイズ形式で楽しく効率よく学習したことを吸収できます。

2.Quizletで効率よく暗記

https://quizlet.com/ja/mobile

特徴・使い方

Quizletは、暗記のためのアプリ・学習ツールです。

言葉やその意味を覚えるためのカードを作り、そのカードを使って学習フラッシュカードライティングチェックマッチ式テスト模擬テストといった様々な形式で暗記を行っていきます。

このサービスは日本語版のアプリも公開されており、少しずつユーザーを獲得しつつあります。

https://quizlet.com/ja/mobile

 

おすすめポイント

一見普通の暗記アプリと何ら変わりありませんが・・・・

 

★作ったカードを共有できる

カードを作り終わった後はオンライン上で自由に共有、利用できる仕組みになっています。よって、自分のクラスの名前で検索し、前にその授業を取っていた人のカードを使う事が出来るので、忙しいテスト前に余計な手間をかけることなく効率よく学習を進める事が出来ます。

★先生がカードを作ることができる

共有することができるので、もちろん先生がカードを作って、学生に共有することも可能です。そのまま小テストとしても使えるので、簡単に暗記課題・テストを作成する事が出来て先生にとっても非常に便利です。

3.Linda.comで広がる好奇心

https://www.lynda.com/

特徴・使い方

Linda.comは、20年の歴史を誇るアメリカ発の世界的オンラインラーニングサービスです。

おもにビジネス、IT関連の分野についての講義ビデオを月会員として登録することで自由に視聴する事が出来ます。学術的なものというよりは、UXデザインやWEBマーケティングの基礎など、ビジネス的な専門分野に関するビデオが多い事が特長です。

 

近年日本版も公開され、講義動画もすでに豊富にアップロードされています。

 

https://www.lynda.com/

動画に出てくる講師はその道の精鋭が集まっており、本を買ったり講座に通うことなく専門技術を身に着ける事が出来ます。

私の通っている大学は、このLynda.comと提携しているため、私たち学生は無料で講義ビデオを見る事が出来ます。デザインやビジネススキル系の授業では自宅課題としてビデオの視聴が出されることもよくありました。

 

おすすめポイント

★初級レベルからプロレベルまで一貫して、スキルを身に着ける事が出来る

https://www.lynda.com/

 

Lynda.comの優れている点はここにあると思います!!!

Youtubeのように特定の事項についてばらばらにビデオを見るのではなく、「UXデザインスキルを身に着ける」「photoshopをマスターする」といったようにテーマごとに分かれているため、初めから見ていく事で自分のスキルを好きなだけ伸ばす事が出来ます。

大学の授業だけでは、一定のスキルを完璧に身に着けることは不可能です。しかし、その授業に関連して興味のある分野をプロレベルまで伸ばすことができるなんてすばらしいですね!

★マイクロラーニングである

Lynda.comは一つ一つのビデオがとても短く設定されています。

https://www.lynda.com/

そのため、通勤通学中の隙間時間や、ちょっと興味あるな・・というときにササっと学習する事が出来ます。このマイクロラーニングという方法は、学習効率が高いという研究結果が出ており、近年拡大しつつある学習スタイルです。

4.PowToonで超クリエイティブなプレゼン作り

https://www.powtoon.com/home/?

特徴・使い方

最後に紹介するのがおすすめ度NO.1!PowToonです。

Powtoonは、アニメーションビデオを用いたプレゼンテーションを作成するためのオンラインツールです。

まずはこちらをご覧ください・・・↓

 

いかがでしたか!?この動画製作にかかった時間はたったの10分!費用はもちろん無料です!

PowToonにはクリエイティブでハイクオリティの動画を作るための機能、テンプレートがたくさんあり、そのほとんどを無料で使えます。

https://www.powtoon.com

グループプレゼンテーションの授業で、普通のパワーポイントを用意していた私たちの1つ前のグループがPowToonを使っていて度肝を抜かれました・・・・・

日本ではまだ有名ではありませんが、英語表記でも簡単に使えるツールになっています!プレゼンテーションで周りに差をつけたい方、必見です!!

 

おすすめポイント

★声収録ができる

録音機能がついているため、私たちのスクリプトをあらかじめ録音し、コンテンツに合わせて再生する事が出来ます。

また、録音した声を動画に出てくるキャラクターたちが話しているように設定することも可能です。

これでついに、プレゼンテーションの時に話す必要がなくなる時代がきました・・・・(笑)

★とにかく、デザインがかっこいい(かわいい)

豊富にあるテンプレートや画像は、どれも素晴らしくかっこ良い、かわいいものばかりです。

https://www.powtoon.com

わたしたちは、ただそれらを選んで自分のすきなようにアレンジするだけ。

だから簡単にプロのような動画プレゼンが作れるんですね!

 

まとめ

いかがでしたが??

このように、アメリカの大学では日本の大学で出会えない素敵なツールがたくさん使われています!!EdTechといっても、たんなるオンライン授業だけではないんですね!

EdTechを学習に用いることで、考え方・使い方次第で私たちの創造力や学習効果は驚くほど向上するかもしれません。

 

もちろん、日本の学校にEdTechを導入するとなると、インフラ整備、先生のITリテラシー向上が求められますが、

今やほとんどの人がスマホを持つ時代、大学生に至っては1人1台パソコンを持つ時代、そしてこれからはデジタルネイティブ世代がどんどん社会の主役になり、社会は急速な効率化が進んでいきます。

したがってこれからはテクノロジーを取り入れた、新しい授業形態がますます必要になってくるのではないでしょうか?

 

それは皆さんがまずこのようなEdTechを普段の学習に取り入れることによって可能になるのかもしれません。

 

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執筆者情報

村上明日香

立命館大学政策科学部4回生を休学してアメリカで留学中。大阪生まれ大阪育ち。日本でスタートアップの人事・webマーケティングの長期インターンを経験し、渡米してシアトル周辺のビジネスを勉強中。絶望的な足腰の弱さだが好きなことはダンス。現在ダンスサークルの立ち上げに奮闘中。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

Asuka

立命館大学政策科学部4回生を休学してアメリカで留学中。 大阪生まれ大阪育ち。日本でスタートアップの人事・webマーケティングの長期インターンを経験し、渡米してシアトル周辺のビジネスを勉強中。絶望的な足腰の弱さだが好きなことはダンス。現在ダンスサークルの立ち上げに奮闘中。