今回はシェアリングエコノミー特集(スペース編)第5弾です!
駐車場シェアのスタートアップの記事(第4弾)をまだ読んでいない方はこちらから↓
皆さん、旅行先でコインロッカーに困ったことはありますか!? 私は、東京へ旅行に行った時、非常に困った経験をしたのをよく覚えています。キャリーバッグやリュックを預け渋谷の町へ駆け出そうとした時、コインロッカーがすべて使用中、またロッカーがあったとしても私の荷物をすべて一つのロッカーに入れることは不可能でした。出費をできるだけ抑えたい私は、なくなく重い荷物を引き連れ大都会に繰り出しました。
この経験により、荷物をもっと簡単に預けることのできるようなサービスはないかなぁと調べているうちにすでに日本の大企業と提携をしているスタートアップを見つけることができました。その名も、、、
店舗の空きスペースをシェア“ecbo cloak”
今回紹介するスタートアップ、“ecbo cloak”は、2015年に日本で設立された企業です。この企業は、荷物のスペースをシェアリングサービスとして提供しています。
このサービスの特徴は、スマホを使って荷物の大きさや数とユーザーに最適な場所を予約することができることです。目的地の駅に着いてからコインロッカーを探す面倒くさいアクションを起こす必要が無くなります。また、コインロッカーだと「大きい荷物が入らない」「空いていない」「どこにあるかわからない」などの悩みがあります。そんな、悩みを解決することができるのが、この“ecbo cloak”です。
気になる料金の方は、
となっています。
コインロッカーと比べて、同じくらいの料金です。
料金の差があまりないのに、スペースの予約ができる且つ、自分に合った最適な場所を選べるとなると遥かに“ecbo cloak”の方を使いたくなりますね。
スペースを提供する店舗側の契約も簡単です。
“ecbo cloak”が謳う店舗側のメリットは、4つあります。
副収入になる
集客に繋がる
かんたん預かり
保険で安心
かんたん預かりに関しては、店舗側の仕事の容易さを表しています。来店したお客様の荷物を確認後、預かる荷物の写真を撮り、サービスはアップロードして荷物を預かるだけです。本業で忙しい店舗でもスムーズに利用ができます。
保険制度の面では、“東京海上日動”と提携して手厚いサポート体制を整えています。
例えば、万が一荷物が紛失、破損、盗難にあっても最大で20万円までの保険がカバーしてくれます。もしもの時でも安心ですね。
そして、店舗側が払う“ecbo cloak”への契約料や保険料は一切ないところも最大の特徴です。
荷物を預かり、写真をとる単純作業ですから、もし外国人観光客が来て、店舗側が外国語を話さなくても対応は難しくありません。
また、このサービスはアプリケーション化していません。
アプリケーションではなく、Webサービスにしている理由は、日本に来た全ての外国人が利用できるようにするためとホームページで公言しています。
“ecbo cloak”の使い方
このサービスの利用法はとても簡単で、4つのSTEPを確認するだけです。
では、どれだけ簡単なのか順を追って説明していきましょう!!
まず初めに、預け場所を探し自分に最適な場所を決める。
次に、預け場所を予約して、日時と個数を入力する。
そして、予約した場所に行き荷物を預ける。
最後に、予約した時間に荷物を受け取りに行く。
どうですか!?非常にシンプルなものになっているのがお分かりいただけましたでしょうか。
公式に発信されているこちらの動画の方を見ると、実際に利用している様子を見ることができます↓
このプロモーション映像以外にも、大阪編や京都編などもあるので、
興味を持った方はぜひ YouTube にてご覧ください!!
また検索してみると、私自身困った経験のある新宿駅の周辺にたくさんの預け所がありました。
あの時、すでにリリースされていたら確実に利用していたと思います。
私の地元大阪にも、預け所がポツポツと設置されていました。難波に多いアジア人観光客のみなさんに使って頂くと、道頓堀商店街のごった返しも少しは解消されることでしょう!!
まとめ
もうすでに、店舗の空きスペースのシェアリングサービス、“ecbo cloak”を愛用している人もいらっしゃるでしょうか?去年、私はこんな便利なサービスがあるとは知らずに東京の街を大きなキャリーバッグを引きずりながら観光をしていたことが悔しく思えます。
実は、最新のスタートアップ情報を発信している私ですがシアトルに来るまでは、俗に言うアナログ派でした。しかし、シアトルに来て新しい環境やスタートアップに燃える人たちのお話をお聞きしていく中でアナログ派から少しは脱出できたかなと思います。
今回ご紹介しました、“ecbo cloak”は、すでに“OIOI”, “JR東日本”,“西日本”,“日本郵便”と提携を結びスペースを確保しています。現在も、その他の大企業もこの“ecbo cloak”に出資することを明らかにしています。(出資額等は、公表されていませんが)
最後に、私が感じたことは、ビジネスは不便な状況を打破してより便利にするものだと再認識できました。“ecbo cloak”では、外国人旅行客達の一番の悩みだと断言できる荷物の一時預けの問題を解決する革命的なビジネスだと思います。このビジネスの発展によって、旅行客がより快適に旅行を楽しめること間違いなしです。
シャアリングサービス特集を終えて
今回、私達は”BigPic”にてシェアリングサービス(スペース編)の特集をVol.1~5 にかけて発信させて頂きました。いかがでしたか!?
日本のような人口密度の高い、且つ地価の高い国ではとても重宝されるビジネスモデルばかりでした。
これからもご紹介させて頂いたスタートアップを含めて、シェアリングサービスの発展が楽しみで仕方がないです。
また、次の機会にも面白いスタートアップ特集を考えているのでご愛読の方よろしくお願いします。
シェアリングサービス特集(スペース編)Vol.1~5 はこちらから↓
第1弾 : 寺のシェアリングサービス
第2弾:倉庫のシェアリングサービス
第3弾:犬小屋のシェアリングサービス
第4弾:駐車場のシェアリングサービス
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【執筆者情報】
山下智也
関西学院大学総合政策学部を休学し、現在はシアトルのBellevue Collegeへ留学中。学生時代はイチローに憧れ野球漬けの毎日だった。大学2年生の時にイチローに会うためマイアミへ。しかし、5時間の出待ちの末に素通りされた。それでもあきらめない彼は、シアトルに留学。そして熱い情熱によってついにマリナーズのインターンシップを獲得した。果たして彼は、イチローに出会うことができるのか!?
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