パリ協定発効から1年!日本のCO2排出量を削減するには??

みなさん、パリ協定知ってますよね?パリ協定は2020年以降の温暖化対策として定められた国際的枠組みです。6日にパリ協定発効から一年が経ちました!世界の二酸化炭素の排出量は減っているのでしょうか??今回はその二酸化炭素の削減についてのニュースを取り上げます!

世界ではCO2排出量2割減!日本では…

成長しながらCO2抑制、世界、GDPあたり15年で2割減、米中大幅減、日本は停滞。

経済成長しながら温暖化防止に向け二酸化炭素(CO2)排出量を抑える動きが広がっている。世界で国内総生産(GDP)1単位あたりの二酸化炭素(CO2)排出量はここ15年で約2割減少。再生可能エネルギー投資に加え、新興国で省エネ投資が拡大している。

最大排出国の中国は、発電部門を石炭から太陽光などに転換。16年の経済は前年比6・7%拡大し、排出量はほぼ同じだ。再生エネや原子力、天然ガスの割合が高まり、石炭消費は減少。14年の発電量は石炭が73%を占めたが、30年51%、40年43%に下がるとみる。
日本は16年時点で世界資源研究所(WRI)が選んだデカップリング達成21カ国から漏れた。GDPあたりのCO2排出量は2・6トン。米中より00年からの減少幅は小さい。自動車や電機などは「再エネコストが高い日本で全量は無理」との声が大半だ。
成長しながらCO2抑制、世界、GDPあたり15年で2割減、米中大幅減、日本は停滞。(2017/11/05 日本経済新聞)より」

これは、世界の二酸化炭素排出量に関するニュースで、世界ではCO2排出量がここ15年で2割減ったのに、日本は米中よりも減少幅が少なく停滞しているというニュースですね。他の国が頑張ってるのに日本だけ協力しないのは違いますよね?

ではCO2を少しでも減らすために私たちができることは何でしょう??

電気自動車(EV)の普及

充電中の電気自動車

そこで今回は自動車に注目しました!自動車から出る二酸化炭素の量って相当な量ですよね?実は日本の二酸化炭素の排出源において、自動車などの運輸部門は産業部門に続き2番目に多くなっています。もっと多くの人が電気自動車(EV)を使うようになれば、二酸化炭素排出を減らすことができるのではないでしょうか??

皆さんご存知電気自動車は、エンジンの代わりにモーターと制御装置を使い、ガソリンの代わりにバッテリーに蓄えた電気で走る車です。なのでEVは走行中に全くCO2を排出しません。環境にすごく良い車ですよね!

でも電気自動車はそんなに普及していません。なぜでしょう?それはEVにマイナスイメージがあるからです。

①一度に走れる距離が短い・・・多くのガソリン車が一度の給油で通常500km以上走行できるのに対し、現在、世界で最も売れている電気自動車である日産リーフの航続距離は228kmだと言われています。

②充電スポットが少なく、充電に時間がかかる・・・充電スポットの数は増加しているのは事実ですが、高速道路など人気のスポットでは充電するのに待たないといけないなんてこともあると思います。

もっとEVを快適に!

ChargePointのApp

そこで今回ご紹介するのは、2007年に創業されたカリフォルニアのスタートアップ企業、ChargePoint,inc.です!この企業はEVの充電ネットワークを通して、EVの促進を目指している企業です。

このChargePointネットワークにはすでに400以上の高速充電スポットがあり、世界最大で31,500以上のスポットがあります。従来の高速充電は80%充電するのに30分ほどかかっていたのですが、長距離EVを15分以内に充電することができます。約半分ですね!

そして便利なのがアプリ!ここではこのアプリを使ったEV充電のメリットをいくつか紹介します。

①携帯を使って充電開始、終わればお知らせ!…充電スタンドで待つ必要なし!外出してから家の車の充電始めるの忘れてた、なんて心配いらずですね。

②オフピーク料金でスケデュール管理…住んでいる地域に合わせた、最安で充電ができるスケジュールを作ってくれる機能もあるので充電コストを削減できます。

③充電スポットの評価をシェア…SNSのような感じで、ユーザー同士で充電スタンドの様子を写真とともに評価しあっているので、スタンド選びに便利です。

④自分の支払い料金を管理する…すべて携帯でお支払いするので、どれだけ課金したか一目瞭然です。

⑤回避される温室効果ガス排出量が分かる!…エネルギー消費量やガス節約量、回避される温室効果ガス排出量などのデータがすべて保存されるため、自分がEVを乗ることでどれだけ環境に貢献したかがわかります!楽しいですよね。

このようにアプリを使うことで、充電コストを削減できたり、自分がどれだけECOなことをしたかわかるんですね。環境に良いことをしたと思うと気分が明るくなりますよね!

 

まとめ

この企業の魅力、伝わりましたか?この企業の充電ネットワークを使えば、充電に時間を割くことなく、楽しくEV車に乗ることができますよね!

充電スポットが少ないうえに時間がかかるからガソリン車の方が便利!そう思われがちですが、このような企業が日本にもできれば、より多くの人がEV車を気軽に使い、環境にやさしい社会を作っていけるのではないでしょうか。

ぜひともEV車をもっと普及させて日本のCO2排出量を減らしていきたいですね!

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