【エネルギー業界】縁の下の力持ち「エネルギー貯蔵」

突然ですが問題です!みなさんが持っているそのスマホ!そのパソコン!誰が動かしているか知っていますか!その答えは!大容量リチウムイオンバッテリー先生です!本日は私たちの生活を支えてくれているEnergy Storage (エネルギー貯蔵)についてご紹介したいと思います!

エネルギー貯蔵について

エネルギー貯蔵とはエネルギーを後から利用できる形で引き出せるように貯蔵する技術のことで、電気エネルギーを貯めておく電池や、充電可能なバッテリーが代表例です。皆さんが毎日使っているスマートフォンやノートパソコンが広く普及したのは大容量のリチウムイオンバッテリーの進化が背景にあり、エネルギー貯蔵は私達の生活とは切っても切り離せないものなのです。

そして、様々な形態の電池やバッテリーの製造、開発は私達に身近な電子機器や電気自動車(電気自動車に関する記事はこちら!)から軍事や航空、宇宙に至るまで、様々な分野で利用されています。最近よく耳にする再生可能エネルギーの分野においてもエネルギー貯蔵が大きく関わっており、リチウムバッテリーなどの一般的な二次電池とは異なる形のエネルギー貯蔵媒体技術によって、世の中のエネルギー事情が大きく変わると期待されています。

次にエネルギー貯蔵の全体像を見てみましょう。

システム

エネルギー自給を促進するための高性能なエネルギー貯蔵システムや管理システム、またストレージシステムなどの開発が行われています。

一次電池

燃料電池をはじめとした、放電によって使い切りで利用できる電池のこと。再利用はできないものの安価で使い易いマンガン乾電池やアルカリ乾電池などが挙げられます。

二次電池

二次電池は充電が可能な点で一次電池と区別される。ノートパソコンや携帯電話などのポータブル機器に使われるニッケル水素電池(アルカリ二次電池の一つ)や自動車のバッテリー、太陽光発電などに使われる鉛蓄電池などが挙げられ、幅広い分野で利用されています。

充電ネットワーク

電気自動車の充電インフラサービスの提供。充電スポットの拡大など。

 

それでは、それぞれのスタートアップについて見ていきましょう!

スタートアップ紹介

システム

  • IceEnergy (アメリカ, 2003)

IceEnergyの提供するアイスストレージは、グリッドのための清潔で信頼性が高く、低コストの分散型エネルギーストレージソリューションで、空調機を効率的でクリーンな冷却システムに変えています。信頼性の記録が98%を超えると、グリッドの効率と弾力性を改善し、冷却指数を下げることで、炭素排出量を削減します。

https://www.ice-energy.com/technology/

一次電池

  • FuelCell Energy (アメリカ, 1969)

FuelCell Energy(NASDAQ:FCEL)は、エネルギーの供給、回収、貯蔵のためのオンサイト発電、炭素回収、地元の水素の両方を含むソリューションを提供しており、産業および大都市のパワーユーザーにサービスを提供するメガワット規模の燃料電池システムの設計、製造、導入、 輸送および産業向けの生産、および長時間のエネルギー貯蔵を行なっています。

https://www.fuelcellenergy.com

次電池

  • Vionx Energy (アメリカ, 2002)


Vionx Energyはフローバッテリー技術を最適化する新しいエネルギー貯蔵ソリューションとして、バナジウムフロー電池を提供しています。フロー電池はタンクに貯められた2種類の電解液が交換膜で仕切られた容器の中で反応を起こし、電気を発生させます

http://vionxenergy.com

充電ネットワーク

  • Powermat (エルサレム, 2006)

Powermat は近くの充電できるスポットを探し、ワイヤレス充電ができるアプリを提供しています。ワイヤレス充電とは言ってもiPhone側も充電するためのPower Ringと呼ばれるアイテムが必要になりますが、既に一部のスマートフォンには本体にPowermatを搭載した機種や対応ケースも販売されています。アメリカ、サンフランシスコのベイエリアにある約200店舗のスターバックスでは2014年よりこのサービスが開始されており、iPhoneにPower Ringを接続し、テーブルやカウンターに埋め込んである、Powermat Spotsと呼ばれるマットの上に置くだけで充電が可能となります。

https://www.powermat.com/app/

スタートアップ調達額ランキング

2016年の調達額Top3は以下の通りです。

第1位 調達額:$450M

  • BYD (中国,1995)

BYDは中国の自動車メーカーで、デロイトモーターショー2010において米国市場向けに「e6」を発表。e6は電気のみで走行する電気自動車(EV)です。

http://www.byd.com/la/auto/e6.html)(http://www.byd.com/usa/auto/

第2位 調達額:$400M

  • Microvast (中国,2006)

Microvastは、モバイルおよび固定アプリケーション向けのバッテリ・ストレージ・ソリューションを提供する企業で、電気およびハイブリッド電気の都市バスと急速充電リチウムイオンバッテリシステムをメインラインとしています。2016年にMicrovastの超高速充電バッテリーは、中国の公共交通ネットワークだけでなくヨーロッパの5カ国の15,000を超えるバスで動作しており、すでに10億キロ以上を旅し、安全性も評価されています。またMicrovast電気バスに加えて、電化トラック、採掘プロセス、グリッド規模のエネルギー貯蔵などの他の市場にも事業拡大をしています。

http://www.microvast.com)(http://evworld.com/news.cfm?newsid=28113

第3位 調達額:$133M

  • BAK Battery (中国,2001)


BAK Batteryは、リチウム電池、電気自動車、バッテリーリサイクルを3つのコアビジネスラインとして持つ、世界をリードする新エネルギー企業で、Shenzhen BAK Power、Zhengzhou BAKバッテリーなどのリチウム電池および電気自動車の研究開発や生産および販売を統合する中国の上下流に産業クラスターを所有し、さらに、ヨーロッパとインドに子会社を持ち、広範な国内市場をサポートし、海外市場を拡大するために米国に事務所を開設しています。

http://www.bak.com.cn/en/)(http://www.bak.com.cn/en/product/list.aspx?cateid=11561

まとめ

世界のエネルギー消費量は経済成長とともに増加を続けており、地球環境への配慮から今後ますますエネルギー算出、使用、貯蔵といった側面からもエネルギー貯蔵開発が進むことでしょう。今後の動向に注目です!

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