物流の課題をトラックのシェアリングで解決!

どうも、今週末の爆買いに向けて気合が入っているりょうです!アメリカでは今週末、ブラックフライデーと呼ばれる一年で最大のセールが行われます。僕は今年が初めてなのであまり詳しくないのですが、あらゆる商品がめちゃめちゃ安くなるそうです。需要拡大に伴って気になってしまうのが、配送事情です。日本でも一時期大きな問題として取り上げられましたよね!

年末配送に向けて物流関連のアルバイトの時給が高騰

年末配送、時給が高騰、人材争奪激しく、ヤマト運転手2000円、アマゾン荷分け1850円(宅配クライシス)

インターネット通販の繁忙期の12月を控え、物流関連のアルバイトなどの時給が高騰している。宅配最大手のヤマト運輸は一部の地域で2000円で運転手の募集を始めた。アマゾンジャパン(東京・目黒)も倉庫作業で1850円を提示している。人手不足の飲食や小売りも含めて業種を超えて人材の争奪が過熱し、宅配や外食などのサービスの維持に支障が出る可能性がある。

ヤマトは神奈川県内の宅配業務で、全国で最も高い時給2000円を支払う。2016年12月より500円(33%)高い。12月末までの短期募集で、夜間の勤務を条件とする。慣れない人でも運転しやすい軽自動車を用意する。

日本経済新聞 2017年11月15日 「年末配送、時給が高騰、人材争奪激しく、ヤマト運転手2000円、アマゾン荷分け1850円(宅配クライシス)」より引用

クリスマスなどが近づいてきて、配送の需要が一気にあがるみたいですね。これだけ配送や物流に注目が集まるようになったのには理由があります。それが、Amazonをはじめとする「e-コマース」の台頭です。つまり、オンラインショッピングのことですね!

オンラインショッピングが流行ったことによって起きたことは2つです。配達荷物量の増加配達時間の短縮です。配達時間の短縮とは、「当日配送」や「○○時間配送」のことです!企業同士の競争が激しくなり、配達時間で差別化しようとしていった結果ですね。これのしわ寄せを食らっているのが物流業界であり、問題視されているらしいです!

今年の4月には、宅配大手ヤマト運輸がアマゾンの当日配送の業者から撤退し、配送量の値上げを行うなど様々な策が考えられていますが、まだまだ解決には程遠い現状にあります。

こんな物流業界に新しい風を吹かせようとしているスタートアップが存在するのです!

シアトル発、トラック輸送業界のウーバー「Convoy」

「Convoy」が提供するソフトウェア

Convoy」は、トレーラートラックを必要とする企業と輸送業者をマッチングさせるソフトウェアを提供している企業。この企業は、僕が留学しているシアトルに本社を置く企業なのですが、Linkedinで人気のスタートアップトップ10に選ばれた、大注目企業なんです!

ConvoyのCEO、ダン・ルイスはアマゾンのロジスティクス部門出身らしく、トラック業界への参入に可能性を感じ、会社を興したとのこと。シアトルのスタートアップ事情を象徴するような話ですね!(シアトルのスタートアップ事情に関してはこちら

 

Convoyのモデルを簡単に図にするとこんな感じになります。トラックが必要な企業の側からすれば、信頼できる配送業者を簡単に探すことができる上に、ソフトウェア上で荷物の場所をいつでも確認することできるのでとにかく安心です。

一方で配送業者側からすれば、トラックに荷物をパンパンに詰めることができるため、一回当たりの配送の売り上げが上がりますよね!

トラック配送の大きな問題点の一つとして、トラックの積載率があげられるそうです。積荷の中身がガラガラなまま走っているトラックが多く、効率が悪いということですね。

Convoyのソフトウェアでトラックの積載率が効率化していけば、トラックの不足が解消されて行き、物流の問題も解決に繋がっていきそうですね!

ちなみに、ウーバーもこのトラック輸送の業界に参入しようとしており、かなりホットな市場と言えるみたいです!

物流業界に改革の兆し?

実はこの運送マッチングサービスは日本でも徐々に導入されつつあります。最近ではドコモなどもこの類の事業に参入し始めているそうです。しかし、どのサービスもまだ始まったばかりで、市場に劇的な変化は起こってはいません。

また、積載率の向上だけでは、この物流業界の問題を解決することは難しいようです。なぜなら、トラックドライバーに比べて取り扱い荷物量が圧倒的に増加してきてしまっているからです。

このことを考えると、いかに自律走行型のトラックが早く普及していくのかも一つ見所になってくるのかなと思います!目が離せません!

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください