【最新テクノロジー】スマホブームの次はこれ「VR/AR」①

歴史的発明と謳われるPC、世界の常識を破壊したインターネット、私たちのライフスタイルを大きく変えたスマートフォン。そして、この次に来ると言われているのがそう、「VR/AR」です。

 

今回は、私たちの生活を大きく変える可能性を秘めた最新テクノロジー「VR/AR」について、2回に分けて解説していきます!

前編では「VRとARはそれぞれどういった技術なのか、それらを利用するにはどのような機器が必要か」、後編では「VR/ARは今後どう拡大していくのか、それらがどのような分野で活用されていくのか」についてお伝えしていきます!

 

VR/ARについて

VRとは

まずは、最近めちゃくちゃ盛り上がっているVRから!

VR映像のイメージ

そもそもVRは、コンピューターで作られた人口の世界を、利用者の動きを反映させることで現実のものとして知覚させる技術をいいます。VRとは「Virtual Reality」の略称で、日本語ではよく「仮想現実」と訳されていますね。

VRの特徴としてよく「Presence」「Interaction」「Autonomy」の3つが挙げられます。「Presence」とは、VR世界が現実世界と同じように自然な3次元空間になっているということ。「Interaction」とは、利用者の動きがリアルタイムでVR世界に影響されるということ。「Autonomy」とは、利用者がVR世界に入り込んでいるように感じられるということを意味します。よく「没入感」という言葉で表現されていますね。

 

ARとは

VRに続いて最近よく耳にするAR

ARは、現実世界の情報に別の情報を付け加えることで、現実を拡張して表現する技術をいいます。ARとは「Augmented Reality」の略称で、VRが「仮想現実」と訳されていたのに対し、ARは「拡張現実」と訳されます。

最近では、現実世界に私たちの視覚では感知できない情報を追加して表示するものが一般的になっているようですね。

ポケモンGO

この代表例が、みなさんご存知の「ポケモンGO」です。ポケモンGOでは、私たちの目で見えている現実世界の中に、目では見ることのできなかった追加情報(ポケモン)が表示されますよね。ARは以前から存在していた技術なのですが、このポケモンGOがきっかけとなり、一般的に知られるようになったと言われています。

 

 

VRとARとの違い

VRは「コンピューターで作られた人口の世界を、利用者の動きを反映させることで現実のものとして知覚させる技術」であるのに対し、ARは「現実世界の情報に別の情報を付け加えることで、現実を拡張して表現する技術」であると紹介しました。

しかし、VRとARの決定的な違いは、VRでは仮想世界が主体であるのに対し、ARではあくまで現実世界が主体であるということです。

つまり、VRでは、利用者の動きなどの現実世界の情報を仮想世界に反映させている一方で、ARでは仮想世界を現実世界の一部に反映させています。

VRのイメージ

ARのイメージ

 

 

注目のVR/ARデバイス

VR/ARを体験するためには、もちろんそれらを映し出すための機器が必要になります。しかし、VR/ARが注目を浴び、新しいコンテンツが続々と登場している近年、消費者向けのVR/ARデバイスは様々な企業から発表され、激しい競争が繰り広げられています。

 

VRデバイス

Oculus Rift

Oculus Rift

Oculus Riftは世界的に有名なVRベンチャー企業Oculusが開発したVRヘッドマウントディスプレイです。OculusはVRブームの火付け役と言われており、2014年にFacebookに20億ドルで買収されています。映像を出力するPCと組み合わせて利用するOculus Riftの一番の特徴は、マイクロソフトと提携しているためXbox Oneのゲームがプレイ可能だということです。すでに100以上ものゲームタイトルが提供されています。また、専用コントローラーのOculus Touchを利用することで、VR空間内で手の動きを表現することもできます。

 

PlayStation VR

PlayStation VR

PlayStation VRはソニーグループから発売されたPlayStation4用のVRヘッドマウントディスプレイです。予約解禁日に一瞬でその数に達してしまったことで話題になりました。PCではなくPS4に接続して使用するため、Oculus Riftなどに比べると画質は劣りますが、豊富なコンテンツと比較的安い価格が人気の理由になっているようです。VR日本代表として、今後もソニーのブランド力を活かした展開が期待されています。

 

Google Cardboard

Google Cardboard

驚くことに、あのGoogleからはダンボール製のVRディスプレイが発売されています。ゴーグルにスマホを装着することで利用でき、価格はなんと1,000円以下から。専用のスマホアプリを使うことで、思い出の写真をVRとして追体験したり、Google Earthの上空を飛び回ることもできます。現在は、プラスチックやナイロン製のものまで発売されていますが、その低価格は維持されています。

 

ARデバイス

Google Glass

Google Glass

ARデバイスの代表作と言われているのが、Googleが開発しているGoogle Glassです。Google Glassはただのメガネ型ARディスプレイではなく、音声認識による操作とインターネットの利用が可能です。プライバシーや安全性の問題で2015年に一般消費者向けの販売は中止されていますが、2017年の7月には法人向けの「Glass Enterprise Edition」が発表されました。

 

 

 

このように、今まさに利用環境が整いつつあり、ブームを迎えようとしているVR/AR。

 

後編の

【最新テクノロジー】スマホブームの次はこれ「VR/AR」②

では、VR/ARは今後どう拡大していくのか、それらがどのような分野で活用されていくのか、についてお伝えします!




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