トイレでゲーム&デジタル広告!? トイレで展開される面白いサービス Vol.1

皆さんは、トイレって何をする場所だと認識していますか?

もちろん、用を足す所ですよね。周知の事実です。
しかし、トイレをただ用を足すだけのところではなく、一つのプラットフォームとしてトイレという空間にビジネスチャンスを見出したスタートアップが世界には多く存在します。

トイレ好きの私としては、未だ世間では知られてないサービスが多く、これらのサービスを知ることによってもっと皆さんにトイレ(またはトイレの空間)に対して興味を持って頂けたらと思い、週に1回トイレに関するスタートアップ記事を連載という形で載せていくことにしました!

さて、今回紹介するのは”Captive Media“というスタートアップが提供するサービスについてです。この会社では、トイレをただ用を足すだけの空間から、トイレを楽しむ空間に変えるデバイスを提供しているんです!
では具体的にどういったサービスなのかについて詳しく説明していきます。

Captive media のサービス内容①~デジタル広告~


まず、サービスの説明に入る前にCaptive mediaについて少し説明しておきます。
Captive media とは、ロンドンにオフィスを構えるスタートアップで、
主なサービスとして男性用トイレに設置するデジタル広告デバイスを提供しています。

このデジタル広告を表示するデバイスを利用して、広告を出したい企業とデバイスを設置したトイレを所有する店舗を繋げる役割をCaptive mediaは背負っています。トイレというプラットフォームを用いて、かつ用を足している時に広告を見せる(見ざるを得ない)事によって、広告をスルーすることもなく、ターゲットへ確実に広告を届けることが可能になりました。
これにより、広告の費用対効果が大幅に上がったわけです!

実際にあるイギリスのBarでTiger Beerのデジタル広告が2ヶ月間に渡って放映された結果、そのBarでのTiger Beerの売り上げが2倍以上になったという結果が出ています。

ただ、トイレという空間だけあって食品などの広告はあまり好まれないので、広告コンテンツの幅が限られてはきますがこうした結果からもわかるように、トイレという一生消えることのなく、かつコンスタントに人が集まるプラットフォームでの広告放映は非常に理にかなったものだと言えます。

しかし、ただデジタル広告を流すだけなら既に羽田空港でも同じようなサービスが行われているんです。
《参照記事》

デジタル広告だけなら同じようなサービスがあるので、いかに既存のサービスと差別化できるのかを考えて
Captive mediaで生み出されたのが“ゲーム機能”です。

Captiv media のサービス内容②~ゲーム機能~

では実際に用を足している時にどのように、どんなゲームが出来るのか解説していきます。
こちら↓の画像を御覧ください!

どうゲームをやるかについてまず説明すると、放尿する方向がコントローラーの役割を果たしています。
これは用を足している際に、デバイスの下に設置されているカメラで尿の方向を認識しています。
例えば、この画像ではサッカーのPKを楽しむことが出来るゲームです。もしあなたが左にシュートを打ちたいのであれば左方向に放尿すれば良いのです。遊び方はこれだけです! 簡単ですね。

もし、この説明だけでは創造つかない! という方はこちらの動画を見てみるとことをオススメします。



他にも、スキーやTrue or Force、カーレースや消火ゲームなどかなりの種類のゲームをプレーすることが可能です。
これだけの種類があれば、お客さんもまたこのお店に来たいと思えたり、もう一回トイレでゲームをプレイしたいからもう少し店で飲もうなどとなるため、結果的に広告を打った商品以外の売り上げ、つまりは店の全体の売り上げにも繋げることが出来ます

ともい
僕も実際に体験してみたい。。。!!

とは思ったものの、アメリカを含む15カ国以上もの国にこのデバイスが設置されているにも関わらず現在シアトルにこのトイレはないため、いつかこのトイレを体験するための旅に出ようと思います。

最後に

最後に簡単にまとめると、このトイレに設置するデバイスによって

・ピンポイントに広告を打てる
・お客さんは広告を見ざるを得ない状況のため、広告の費用対効果が大きい
・ゲーム機能などで楽しませることにより、その店のリピートに繋がる

日本では、未だCaptive mediaは未進出ですが、連絡を取ってみたところ今後日本へのサービス拡大も視野にいれており、この事業を一緒に日本で展開していきたいビジネスオーナーがいれば紹介してくれとのことだったので、もし興味のある方は一度連絡を取ってみてはいかがでしょうか?

【トイレで展開される面白いサービス特集Vol.2 & Vol.3はこちら】


Vol.2

Vol.3

 

【執筆者情報】
秋山智惟
明治大学国際日本学部を休学し、現在はシアトルのBellevue Collegeへ留学中。ベトナムや日本にて幾つかインターンシップを経験。文部科学省が企業と連携して行っている奨学金プロジェクト、トビタテ留学JAPAN第6期生。小学生時代、お腹の病気が原因で365日中300日は下痢の生活を送っていたため、お世話になったトイレをこよなく愛しリスペクトしている。

 

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