Neighborのシェアスペース「50%オフの格安貸倉庫」【シェアリングエコノミー特集(スペース編)Vol.2】

皆さんこんにちは、寛太です。今回はシェアリングサービス特集(スペース編)第二弾をお届けしたいと思います。

第一弾をまだ読んでいない方はこちらから↓

その名も「Neighbor」です。この会社は家の余っているスペースを、近所に住んでいるスペースを探している人(物置を探している人)に貸し出すサービスを行っているスタートアップです。それも従来の貸し出し倉庫に比べて50%程度の価格でです。

シェアスぺスのNeighbor

Neighborのロゴマーク

Neighborはアメリカのユタ州ソルトレイクシティーを本拠地として2017年に設立された比較的新しい企業です。

共同創設者の1人・Preston Alder は自分が学生時代に夏季インターンシップのためにペルーにいった際にこのビジネスを思いついたそうです。というのも、彼は学生だったので彼の荷物を短期間預けておくのに、従来の貸し倉庫の費用を払いたくありませんでした。その時にもっと安く手軽に荷物を預けられ倉庫に代わる何かを創るというビジネスモデルを思いついたそうです。

ところで、皆さんはこの企業のサービス内容を聞いたときに、どこかで聞いたことがあると思いませんでしたか?私は思いました。これって、Airbnbに似てないかと。。。

実際に調べてみると、この企業はAirbnb for storageという通り名を持っていました。それは家の余っているスペースを有効活用するという点が共通するアイディアだからです。しかし、NeighborにはNeighborにしかない特徴もたくさんありました。そして、Neighborの共同創設者の1人でありCEOのJoseph WoodburyはNeighborはAirbnbより優れていることに自信を持っています。

NeighborはAirbnbと違い、部屋1つや家1件といった大きなスペースだけでなく、クローゼットやガレージの1部分といった小さいスペースから、裏庭といった広大なスペースまで貸し出すことが出来ます。

Neighborの実際のホームペ―ジからか貸し出し中のスペースの様子

更に、Airbnbのように利用者がスペースを使っている間、そのスペースから出ていく必要もなければ、使用後に掃除する必要もありません。

NeighborはAirbnbより多くのスペースがビジネス対象に成り得り、かつ手間が少ないというわけです。たしかに自宅の一部分を貸し出すだけなら、多くの人が登録してみようと思うかもしれませんね。

Neighborの利用方法

ここからは、実際にどのようなこのサービスを利用するかを紹介していきます。

ホスト側

ホスト側は、まず初めに貸し出ししたいスペースの大きさの情報と場所をホームページ入力します。(この際、Neighborのアカウントを作成する必要があります。)するとNeighbor側のアルゴリズムによって1ヶ月、いくらで貸し出すかについて、おすすめ価格が提示されます。

このアルゴリズムはスペースの大きさとアメニティ(火災報知器・防犯カメラ・ロックドア等)を加味して、適正価格を表示します。また同時にNeighbor全体の貸し出し価格を従来の貸し出し倉庫の50%に抑えるという働きも同時にしています。ホストはその価格をそのまま使うこともできますし、自分で違う価格に設定することもできます。

実際には1カ月あたり、$18(26 square feet)から $300(576 square feet) の間でスペースが貸し出されていました。

*ホストはスペースをNeighborのホームページに掲載するだけなら手数料なしで登録できます。つまり、ホストはスペースを貸し出しさえすれば、天引き無しでそれに応じた対価を得られるということなのです。

値段設定が完了したら、利用者がスペースにアクセスすることができる時間帯を決めます。ホストは24/7アクセス(24時間×7日間=いつでも)、ビジネスアワーのみ、アポイントメントのみの中から好きなものを選択することが出来ます。

自分の家の中の1部を貸し出すこともあるのでこの規約をしっかり作っておくことで、ホスト・利用者の双方にとって後々不便なことが発生するのを防いでいるんですね。

これらの設定は完了したら、あとは利用者が現れるのを待つだけです。

まとめると、

①Neighborにアカウント登録

②貸し出すスペースの登録

③貸し出すスペースの1カ月あたりの値段の設定

④貸し出すスぺ―スの利用可能時間の設定

という流れになります。

 

利用者側

利用者側はアカウントの登録を行った後に、ホームページから利用したい場所を選択して、自分の荷物の需要にあったスペースのホストを選択します。またどの程度の期間、荷物を預けるのかを設定します。これらの条件から借りられるスペースの絞り込みを行います。

その際、Neighborにサインアップをする必要があるのですが、そこでフェイスブックを利用すると、ホスト側をフェイスブック上の機能である友達、または共通の友達という項目で確認することが出来ます。

これはフェイスブック上でお互いが確認できることで、安心感・セキュリティーといった面を補足するための機能です。これにはNeighborの「ただスペース(保管所)を供給するだけでなく、(貸倉庫)市場の中で最も安心な選択肢を供給することが目標である」という想いを実現するための機能でもあります。

実際に借りるスペースが決定したら、利用者は預ける荷物のリストを作成しなければなりません。そしてホスト側からそのリストに対する証人を得たら借りることができます。

ホスト側ににとって何かも分からずにモノを預けられるというのは怖いですもんね。

最後に利用者は保険に加入するかの選択があります。基本的に荷物の責任はホスト側にあるので、荷物を落としたり、他のモノとぶつけて破損さした場合などはホスト側が賠償という形になります。しかし、火事や洪水といったホストの責任の範疇外で起こった損傷においては利用者負担となります。そこで保険に加入しておけばNeighborから最大100万円までの保険がおります。

この手順の後、実際に荷物の預け入れが行われ、初めて預けた日からの月払いでの支払になります。この支払いは30日以内であればホスト・利用者の双方からキャンセルすることが出来ます。なので実際に預けてみて事情が変わったということにも対応できます。

ちなみに利用料金の15%がNeighborに手数料として入る仕組みになっています。

こちらもまとめると、

①Neighborのアカウント登録

②借りるスペースの選定

③預ける荷物リストの作成

④保険の有無の決定

⑤支払い

という流れになります。

ホスト・利用者双方へ

最後にホスト・利用者双方に求められるものを上げておきます。Neighborを利用する人、全員が利用開始時にGovernment IDかPassportの提出を求められます。これは安全確保のためです。また、ホスト・利用者のどちら側からでも相手のバックグラウンドチェック(過去の犯罪歴の確認の事)を要求することができます。

また、ユーザー同士の話し合いに任される部分もあるビジネスなので、そこでのお互いへの安心感・信頼感構築は求められます。

このようなプロセスで本当に安全で手軽で安いスペース貸し出しサービスを行っています。

まとめ

今回はシェアサービスのNeighborについてでした。Neighborとは家の余っているスペースを貸倉庫のような形でスペースを探している人に貸し出すというプラットフォームを提供している会社でした。

私はこのビジネスモデル自体も家の中で既存であるスペースをどのように有効活用していくのかという1つの具体案で面白いと感じましたが、それ以上にNeighborのユーザーが安心してサービスを利用できるようにいくつもの工夫(*フェイスブックの友達機能など)をされている点がこの会社の素敵なところだと感じました。

また会社の経営者たちも「Neighbor」=隣人という社名にはユーザー同士が信頼して安心してサービスを楽しめるようにと願いからきているという点がそれを物語っていると思います。

去年に生まれたばかりでまだユタ州でしかビジネスを展開していないですが今後成長して、シアトルまで事業が展開されるようになるのが待ち遠しいです。

シェアリングサービス特集(スペース編)続編はこちらから↓

第3弾:犬小屋のシェアリングサービス

第4弾:駐車場のシェアリングサービス

第1弾 : 寺のシェアリングサービス

 

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【執筆者情報】
山田寛太
立命館大学経済学部に所属。海なし県で育った為どうしても海が見たくて渡米を決意。現在は休学しシアトルのBellevue college に留学中。友達作りのために始めたサッカーが気付いたら週4日を超える頻度になり苦しんでいます。

 

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