TechCrunch Tokyo のスタートアップバトル?!
こんにちわ、寛太です。
いつものように面白そうなスタートアップが無いかな~とネットを見ていると、TechCrunch Tokyoが開催しているスタートアップバトルがあるということを知りました。
TechCrunch とは僕がよく見るスタートアップ関連の情報が掲載されているサイトなんですが、、、そこの主催ということで興味がわき、調べてみることにしました。
TechCrunch Tokyo は”未来を作るようなイノベーションに取り組むスタートアップに光をあてる”という旨のもと、創業3年未満のスタートアップ企業が競い合う「スタートアップバトル」を毎年開催しています。
去年の11月にこの「スタートアップバトル2017」が開催されたのですが、そこで全応募113社の中から、書類審査・ファ―ストラウンド・ファイナルを勝ち抜き、最優秀賞、つまり1位を獲得したのが、今回紹介するスターアップ・株式会社「空」です!!!
スタートアップバトル最優秀賞のサービスとは?!
ではさっそく、「空」のサービス内容について説明していこうと思います。
スタートアップバトルで「空」が最優秀賞を獲得したサービスは、ホテル経営者向けのホテル経営分析ツール「ホテル番付」です。
このサービスはホテル経営者が気にする、他営業者のホテルとの月別の総合順位や価格と稼働率のバランスを相対的に比較することが出来ます。グラフによって今まで分かりずらかった情報を可視化し、分かりやすく表示します。下図のように表示されます。
「空」がすごい所は、インターネット上の公開情報を分析することで、日本全国のホテル・旅館の大まかな経営情報を計算しているという点です。予約ウェブサイトに公開されている毎日の販売価格と残り室数を記録し、前日との差から、最低でも〇〇室、〇〇円分は販売されているであろうという数値を計算します。
ここから、これらの数値を足し合わせ、各ホテルの売上や稼働率といった算出をするそうです。公開情報をもとに算出しているため、正確な数値ではないかもしれませんが、すべての宿泊施設を同じ水準で数値を出すことで、相対的な比較や成長率を出せます。
これは日本初の計算方法で特許も申請している途中だそうです!!!
この方法は、大きなメリットを生み出します。
それは従来のホテル業界の比較手段のように、情報公開に同意した宿泊施設のみが、お互いに業績を自己申告していくという方法をとらなくて良い点です。この代わりにインターネットの公開情報を用いることで、より素早く、手軽に多量の情報を入手できるのです。従来の方法より、正確性は劣るものの、圧倒的なスピードと情報量は大きな利点だと思います。
更にこれらのサービスを利用者はタダ(無料)で使えちゃうんです!!!オンライン上で利用登録を行って比較したいホテルを選択したら、それで終わりです。(笑)専用の端末のセットアップも必要なく、ネット環境があれば、どこからでも利用できます。凄い!!
もしかすると、情報のリソースをインターネット上に求めることで不必要な費用を避けることができ、無料でのサービス提供に繋がっているのかもしれません。
また、「空」は「MagicPrice」というホテルの料金設定を効率化するサービスも展開しており、これと上記のサービスを組み合わせて、ホテル業界の価格最適化を目指しています。
まとめ
今回紹介したサービスは、去年の8月末から利用開始され、11月の時点で利用者数は1000人を超えているそうです。凄いですね!それくらいのインパクトは僕の中ではありました。
また、このサービスは日本国内だけでなく、海外を舞台にしても勝負をしていくことが出来ると思います。また、計算上である程度の改良が必要になってくるとは思いますが、インターネット上に情報のリソースを求めることで、様々な分野に応用が利くのではないかと思います。
日本では電力販売の価格といったところが「空」のサービスの対象になったら面白いかもしれないと感じました。
なんにせよ、こういった会社が日本でもたくさん出てきているんだと知り、驚いたのと同時に面白くて、もっとたくさん調べていけたらなと思いました。
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