AmazonとGoogleの音声認識サービスをめぐる戦い【Geekwire】

2018年CES(家電展示会)の鍵はAmazon Alexa vs Googleアシスタント

昨年のCESでは、Amazon Alexa(以下Alexa)の登場が話題となりました。Alexaは自動車から冷蔵庫にいたるまで、全ての選択における音声アシスタントです。しかしシアトルに本社を構えるAmazonは、ラスベガスにて行われた大規模なテクノロジー展示会にて、多くの競合企業と出会うことになりました。

CES
Consumer Electronics Showの略。全米各地で毎年開催されている、家電中心の展示会のこと。

Googleはラスベガスを走るモノレールに、「Hey, Google」と書かれた目立つ広告をつけました。これは青色のねじれたスライダーと共にCESの広い屋外ブースを彩り、Google Assistantが今週の見出し記事を、そしてパートナー企業を得るための舞台を整えました。CESへの出席に先立ち、当社はGoogle Assistantのための新たな連携機能やデバイス、その他の開発を約束しました。

Twitterアカウント「9to5Google」に投稿された画像

この大手検索サイト会社GoogleのCES出席が示すのは、音声アシスタント及びスマートホーム市場の出現です。テクノロジー産業界の鍵となる戦場だと言われています。GoogleはCESにはブースを出さないのが慣例でした。また、Googleの共同設立者ラリー・ペイジ氏が10年以上前にCESにて注目を集めた基本指針を発表して以来、当社はこの類の年中行事には参加していませんでした。

スマートホーム
家庭内の電化製品や家電を統合して管理することで、自動化された住まいのこと。

今年AmazonはAlexa専用のブースを用意することでしょう。そして、「Alexaの技術を使って魔法のような音声経験を作ったブランドから、ワクワクするような発表をする」と約束しています。

MicrosoftのCortanaも、主にパートナー企業から今回の出展を期待されていました。しかし、レドモンドにあるこの企業がCESに大きなブースを置くことはありませんでした。

Appleは音声アシスタントSiriやHomeKitのプラットフォームを利用したスマートハウス分野で競合になり得ます。しかし、自社イベントで新製品を発表することが好きな彼らがCESに出展したことは一度もありません。

GoogleはAndroid、そして車内用のAndroid Autoや自ら所有する検索エンジンのおかげで、スマートフォンに関してはAmazonに対して強みを持っています。しかし家庭用スマートスピーカー市場では、Google Home及びAssistantでAmazon EchoやAlexaに対し巻き返しを図っているところです。

家庭用スマートスピーカー市場は急速に成長しています。Canalys調査会社によれば、2018年5600万台以上のスマートスピーカーが出荷される予測です。これらの多くはアメリカ国内宛てです。

しかし彼らの作るスマートスピーカー自体以上に、  機器メーカーとの協力関係がAmazon AlexaとGoogle Assistantにとって鍵となります。CESがこの2社にとって重要な戦いの場である理由は、ここに由来します。先週Googleは、Google Assistantが225社を超えるメーカーによる1500台以上のスマートホーム対応機器と連動したと発表しました。

Kohler社のAlexaを使用した鏡「Konnect-Verdera Voice Lighted Mirror」 (BusinessWire提供)

昨年CESを支配したAmazonはAlexaへさらなる勢いを与えました。展示会に先立ち、この音声アシスト機器がHisense社のテレビ、Garmin社の車載インフォテイメントプラットフォーム、そしてKohler社による洗面台鏡にまで使えるようにしたと同社は発表したのです。

Alexaが使える鏡、Kohler社のKonnect-Verdera Voice Lighted Mirrorは今年3月発売予定です。しかし、Kohler社はGoogle Assistant、Apple HomeKitの技術も将来的に同社のバスルーム製品と連携させると述べています。音声テクノロジー、そしてスマートホーム市場への扉が広く開かれていることを暗に認めているのです。

インフォテイメント
インフォメーションとエンターテイメントを組み合わせた造語。主に車載システムにて情報と娯楽を一体化することに使われる。

今週末の展示会が終わる頃には、Amazonがリードを広げるのか、Google AssistantがAlexaを喰い止めるのか、今年の動向がより明らかになっていることでしょう。
(2018年1月7日『Amazon Alexa vs. Google Assistant emerges as key battle of CES 2018』より全文和訳)

本日のニッチな英単語

first party
当事者

最初に「first party」と聞いたときは、第1党のことかと思いました!が!英語では「当事者」や「製品の提供者」を指す言葉として使われるそうです。
ちなみに第1党はbiggest party、leading partyと言われるみたいです。

音声認識スピーカーの需要が高まる中での、AmazonとGoogle対決は見ものですね!今までCES(Consumer Electronics Show)のことは全く知りませんでしたが、俄然興味が湧きました!

普段出展しないGoogleが現れたことには、大きな意味があることでしょう。早くも来年が楽しみです!

コメントを残す