1秒でトイレの空き状況がわかるIoTサービス「Throneスローン」 トイレで展開される面白いサービスVol.2

さて、今回は「トイレで展開されるサービス」の特集Vol2ということで、
トイレの空き状況が一瞬でわかるIoTサービス、「Throne(スローン)」をご紹介します!

と、その前にVol1の記事は既に見て頂けましたでしょうか?
まだ見てないよって方は是非、Vol1を見てからこの記事を読み進めることをオススメします。

↓Vol1のリンクはこちら


それでは、まずThroneを提供する株式会社バカンについて詳しく見ていきましょう。

株式会社バカンとは

株式会社バカンとは、東京の大手町に本社を構える企業で「ありとあらゆる空席情報を集めて提供し、グローバルNo.1を目指す」ことをVISIONにトイレ空席情報のサービス以外にもレストランなどの空席情報を提供するプラットフォームをデジタルサイネージを用いて提供しています。

例えば、このようにデパートに入っている全てのレストランの空席情報を電子看板で表示することにより、
どこが空いててすぐにご飯を食べることが出来るのか?が一目でわかるようになっています。
今までだと、店のマップや情報を提供するような電子看板はありましたが、
このように空席情報までわかると店と利用者双方にとってもメリットがあると言えます。


出典:https://www.vacanapp.com/

このように、空きの場合は◯、残席わずかの場合は△と表記したり、満席の場合は
あと何分待てば良いのかなどについても明記してあるので時間のない利用者にとってはありがたいデザインです。


出典:https://www.vacanapp.com/

株式会社バカンでは、こうした空席情報がわかるサービスをトイレにも応用し展開しています。
では、実際にどういったサービスなのかを見ていく前にトイレ混雑がもたらす課題について触れておきます。

トイレ混雑がもたらす課題とは


出典:https://www.throneservice.com/

皆さんは、電車内で急にトイレに行きたい。。お腹痛い。。なんて経験をしたことはありませんか?

また、トイレがしたいのにどこも埋まってるなど。。

恐らく、この記事を読んでいる殆どの人がそういった経験をしてきたと思います。
大事な会議の前や仕事の前などにこうした状況が起きたら、死活問題ですよね。

そうしたストレスな状況をなくす為に開発されたのが、Throne(スローン)という
トイレの空席情報がわかるIoTサービスです!

では、実際にThroneはどう利用者の課題解決をしていくのか、そしてそれはどういった仕組みなのかについて
説明していきます。

トイレ混雑状況がわかるIoTサービス「Throne(スローン)」

Throne(スローン)とは、センサーとITの組み合わせによって、まさに今現在トイレの使用状況がわかるサービスです。
センサーは、⬇の画像のデバイスをトイレの個室に設置することによって人がいるかいないかを判断しています。

その情報がクラウドを通してアプリに反映され、利用者は一目でどこのトイレのどの個室が埋まってるのかがわかるようになっています。

また、Throneを使って得れるメリットとして、

・トイレ難民の解放
・生産性の向上
・簡単設置で手間いらず
・セキュリティ向上

 などが挙げられます。

Throneを用いることによって、
トイレ難民の解放だけでなくセキュリティの向上にも繋がるという点は1つ注目すべき点です。
というのも、このサービスによってデパートなどで夜警備員の方がトイレに人が残ってないかなど巡回する必要がなくなるため、
上手く利用すればコストの削減にも繋がるからです。

出典:https://www.throneservice.com/

 客が多い店舗・デパートほどこのサービスを利用すべき

では実際にどういった店舗が使うと良いのでしょうか?

それは、既にかなりの集客をあげている店舗やデパートなどです。
というのも、集客率が高い分トイレの使用率も上がるのと、子供連れに家族にとっては
トイレが使えないようじゃ話になりません。

トイレが空いてないから違うビルやデパートに行ってトイレを探そうとなってしますと、
結果的に店側としても見込み客を失うことに繋がります。

一見、軽視されがちなトイレですが、そういった部分にもこうしたサービスを上手く活用し
経営戦略に組み込むことによって良い業績にも繋がるのではないでしょうか 。

実際にデモ版の使用動画もあるので、
こちらも参考にしてみて下さい。

最後に

トイレで行われるサービスVol2はいかがでしたが?
軽視されがちなトイレがビジネスとして上手く活用されることは、トイレのプレゼンスを挙げることにも繋がります。
(筆者は無類のトイレ好きなので多少バイアスがかかっています笑)

皆さんも、一度トイレを1つのプラットフォームと考えて、
どういったビジネスモデルが構築できるだろうと考えてみるのも面白いかもしれません!

【トイレで展開されるサービス特集Vol.1 & Vol.3はこちら】

Vol.1

Vol.3

【執筆者情報】
秋山智惟
明治大学国際日本学部を休学し、現在はシアトルのBellevue Collegeへ留学中。ベトナムや日本にて幾つかインターンシップを経験。文部科学省が企業と連携して行っている奨学金プロジェクト、トビタテ留学JAPAN第6期生。小学生時代、お腹の病気が原因で365日中300日は下痢の生活を送っていたため、お世話になったトイレをこよなく愛しリスペクトしている。

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