AI分野で最先端をゆく米国大学院ランキング【GeekWire】

AI に強い学校:アメリカを牽引する大学院ランキングが新たな調査で明らかに

BY MONICA NICKELSBURG on March 20, 2018 at 12:04 pm

人工知能は21世紀の破壊的技術の1つである。人工知能を扱う大学院プログラムについて行われた調査で、この変革を率いる大学が明らかになった。この調査はU.S. News & World Report誌による詳細なランキングの一部である。

破壊的技術
既存市場では必要な性能を持たないために受け入れられないが、新しい顧客に対して新しい価値をもたらす新製品を生み出すような技術(出典:ITmediaエンタープライズ

以下が修士レベルでトップ5に名を連ねる人工知能に関するプログラムを有する大学だ。

  1. カーネギーメロン大学(CMU)
  2. マサチューセッツ工科大学( MIT)
  3. スタンフォード大学
  4. カリフォルニア大学バークレー校
  5. ワシントン大学

ワシントン大学がトップ5にランクインしたことは、AI 技術の集積地としてシアトルがシリコンバレーのライバルに上り詰めていることを表している。

U.S. Newsは米国内大学院プログラムに関する一連の調査の中で、人工知能を1つのカテゴリとして設けた。コンピューターサイエンスの分野では、CMUやMIT、スタンフォードやバークレーが一位に名を連ね、ワシントン大学はコーネル大学と共に6位だ。コンピュータエンジニアリングの分野ではワシントン大学は9位である。

このランキングは2つの要素によって定められている。それぞれのプログラムの質を反映した統計データと、専門家や学者による評価である。

コンピュータサイエンス・エンジニアリング学部の校舎、ビル&メリンダ・ゲイツセンターの完成予想図(LMN Architectsより写真提供)

ワシントン大学はコンピュータサイエンス分野には多額の投資をしている。当大学は最先端の新施設を建設するために1億ドル以上を集めた。ビル・ゲイツとメリンダ・ゲイツ、Microsoft、Amazon、Google等が寄付を行った。この建物が完成すれば、マイクロソフトの共同設立者ポール.G.アレンの学部として知られるコンピュータサイエンス・エンジニア学部は、学生数を現在の2倍に増やすことができる。

ワシントン大学の学長アナ・マリ・カウセ 氏は大学のホームページでこう述べている。「ヘルスケアや社会福祉から公共政策、コンピュータサイエンス・エンジニアリングに至るまで、ワシントン大学は世界レベルでの学びと発見のホームです。優秀な学生、素晴らしい設備や研究がU.S. Newsのランキングに反映されていることを、私たちは誇りに思います。」

(2018年3月20日『Top schools for AI: New study ranks the leading U.S. artificial intelligence grad programs』より全文和訳)

本日のニッチな英単語

state-of-the-art
最先端の

stateは「現在の状況」、artは「技術」という意味なので、技術の現在の状況=最先端、ということですね!

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