ドアを閉めても、ボストン・ダイナミクス社の最新ロボ犬には見つかってしまう
BY ALAN BOYLE on
ドアノブを回そうとしたところ、転倒してしまったロボットの映像はみんなに笑いを届けた。
今や誰が笑えるだろうか?
ボストン・ダイナミクス社の最新の奇妙なビデオでは、犬のような4足歩行のSpotMiniロボットが閉じたドア付近まで歩き、ラッチをじっと見ているような様子を見せ、別のSpotMiniが隅からやってくるのを待つ。
第2のロボットはその頭部があるべき場所に機械的な腕を有する。その腕で、2台のロボットがダラダラと通過している間、ラッチを回してドアを引き、開いたままにしておく。
ジュラシックパークのベロキラプトルがドアノブを回すシーンに似ていることは気づかれていなかった。
不気味な谷現象が急速に近づいている点を除いて、おそらくビデオの中で最も興味深い部分は、2番目のSpotMiniが1本の脚を使って半開きのドアを支え、さらに開いて支えるために腕をねじる場面だ。このアクションは非常に人間的で、生体力学的に言えばSpotMiniのデザイナーが人間の動き方に執着していることが表れている。
ヒューマノイドの姿やしぐさをどんどん人間に似せていく場合、ある程度までは親近感が増すが、人間にかなり近づいたところで急に不気味さや嫌悪感が出てくる。この現象を森政弘・東工大名誉教授らが「不気味の谷」と名付けた。(引用元リンク)
ソフトバンク社が昨年アルファベット社から非公開の金額で買収したボストン・ダイナミクス社は、軍事、工業、家庭のアプリケーション向けに幅広いロボット製品を提供している。同社はSpotMiniが物体を手に取ったり、階段を登ったり、「オフィス、家庭、屋外で働くことになる」と述べている。
これはマーケティングの明るい未来なのか、「ブラックミラー」の脅威なのか。
(2018年2月12日『You can close the door, but you can’t hide from Boston Dynamics’ latest robot dogs』より全文和訳)
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