シアトルに住む日本人のために~Soy Source 磯野愛さん~

今回インタビューさせて頂いたのは、シアトルの日本人向け生活情報誌「Soy Source」を発行するNorth American Post Publishing,(北米報知社)で働かれている磯野愛さんです!僕のインターン先の上司が誘ってくださったBBQで磯野さんと出会って,是非インタビューさせて頂きたいとお願いしたところ、快くOKして下さりました!

今回は磯野さんのアメリカでの生活について書いていきたいと思います!

2017年5月に旦那さんの転勤をきっかけにシアトルに引っ越しされてきた磯野さん。
現在「Soy Source」で広告営業、記事作成やインタビューなどをされています。

Soy Sourceとは?

シアトルの生活や観光に欠かせない旬な情報&タウン情報が盛りだくさんのWEBサイトで、レストラン、観光、スポーツ観戦、健康、イベント、クラシファイドなど、シアトルを120%楽しむための情報が満載の日本語情報誌です!僕もよくレストラン選ぶときに使わせてもらってます!

シアトル情報誌 ソイソース

インタビューはソイソースのオフィスで行わせていただきました!

 

Naoto
「Soy Source」で働かれるきっかけは何だったんですか?
愛さん
元々日本でしていた仕事と内容が近かったのと、大学時代に実はシアトルに1か月留学していて、その時にSoy Sourceのことを知っていたので、今回こちらに来てから連絡させてもらいました!
Naoto
そうだったんですね!現在のお仕事のやりがいとか、楽しいことって何ですか?
愛さん
メインの仕事は広告のセールスなので、新しいお客さまから広告の契約をいただいたり、大型の契約が決まったりしたときはやはりとても嬉しいです。あとは、うちは小さな会社なので、みんなが幅広く業務を担当していて、私も「駐在員日誌」という連載記事を持たせてもらっているんだけど、このインタビューや日々の営業活動を通して色んな人に会えるとこかな!こっちにいる駐在の人にインタビューして記事にしていく過程で、色んな業種、ポジションの人から話を聞けるのは面白いです!
Naoto
シアトルは日本人で駐在されてる人多いですもんね!今は時間でいうと、どのくらい働かれているんですか? やっぱりこっちはフレキシブルですか?
愛さん
今はパートタイムで働いてるんで、週に25~30時間くらいですね、テニスのチームに所属してたり、実はワシントン大学でMBAのための授業を受けているので、フレキシブルに働ける環境を与えてくれてる会社にはすごく感謝してます!

アメリカ大学院生活

Naoto
大学院にも行ってるんですね!MBAを取ろうと思われてたのは何故なんですか?
愛さん
私は夫の転勤で来てるので、いつかは日本に帰るんですけど、ちょうど“働き方改革”の波が押し寄せてきた頃に日本の会社を退職したのですが、たしかにこれから先、このままじゃ不味いよな・・・とは漠然と思っていて、組織運営とかリーダーシップについて体系的に勉強したかったですし、現場最前線来てしまったので、今まで見て見ぬふりをしてきた会計とか財務とか、大人として大事な知識を身に着けておきたかった。あとはやっぱりせっかくの限られたアメリカ生活で何か形に残って将来に役に立つものを手に入れて帰りたいと思ったんで、MBAを取ろうと思いました!
Naoto
実際にアメリカの大学院に通われてみて、どう感じますか?
愛さん
当たり前だけど、まず英語がわかんない(笑)さらには学問もわからないという二重苦でやっぱりすごく大変だけど、周りのクラスメートにも刺激を受けながら必死で頑張ってます!
実は日本で新入社員の時に、今受けているファイナンスとか会計も1回勉強して、その時は全く面白くなかったけど、実際に自分で現場を体験した今は全く違っていて、すごい面白いって感じます!
Naoto
僕も日本で大学時代にファイナンスとか会計の授業取ってたんですけど、全然面白くなかったです、、、これ将来使う時あるんかな?って思って勉強してました。
愛さん
そうだねー、でも会社に入ってからどの部署に配属されるか分からないし、より多くの視点から物事が見れるっていうのは強みになると思います!
Naoto
なるほど、、帰ったらもう一回勉強しなおしてみよかな!

アメリカでの生活について

Naoto
アメリカに来られてから約2年間が立ちましたが、振り返ってみるとどうでしたか?
愛さん
はじめ来た時は知り合いもほとんどいなかったんだけど、昔留学に来た時のホストファミリーとは今でも食事に行ったり、当時担当してくれた先生も今でも関係が繋がってて、大学院の入学試験にあったエッセイの添削などとても助けてもらいました。あとはテニスを小学校からずっと続けていて、こっちでもチームに入ってみたらたくさんの友だちが出来ました、これはアメリカでだけの話ではないけど、やっぱり人との縁を大切にするってことが一番大事だと思います!あとは自分に正直に!まずは必死にやってみること!
Naoto
大学時代の知り合いと今も関係が続いてるのはすごいですね!あと、仕事上で感じることとかってありますか?
愛さん
日本でもアメリカでも同じメディア業界で仕事をしてるのですが納期に対する考え方とか、請求書関連などのちょっとした事務作業に対する姿勢がアメリカはとてつもなく大らかなので、そういう意味では心の負担の大きさが全然違うかな。誰も得しないところでは怒らないし、人も責めない。あとみんながお互いにフレキシブルでいることを尊重する文化も好きです。フルタイムで仕事を持っている人でもここぞとなれば昼間のテニスの試合にもガンガン出場してるし、やることやってポイントさえ外さなければ何時に来ようがどこで仕事してようが気にしないですよね。天気の良い金曜日とかシーホークスの試合がある日なんて午後早めには渋滞が始まるから「アメリカ人もう帰るのかよ!」とかひとりで車の中で突っ込んでます(笑)

これからについて

Naoto
これからはどんなキャリア・生き方を考えていますか?
愛さん
現在のアメリカでの生活は、すごく楽しくて夫の協力なしではこの生活はないなって感じています。でもきっと2,3年で日本に帰ることになるとは思います。アメリカに来る時は、仕事を辞めることは大きな決断で、キャリアに空白を作ってしまう・・・とばかり考えていて、帰国後はどうしたら元の会社に戻れるかばかり考えてました。ただアメリカに来て色んな経験をして、こちらに来る前にはなかった仕事や生き方の選択肢も見えてきました。
Naoto
なるほど!具体的なイメージなどあられるんですか?
愛さん
日本に帰ったらドラマであった「下町ロケット」みたいな小さい日本の会社だけど、魅力的な事業をやってるグローバルな企業で働きたいなって思ってます!

インタビューを終えての感想

僕は将来メディア業界で働きたいと考えてるので、愛さんの日本とアメリカでの経験を聞けたのは凄く面白かったです!またインタビューをする時の秘訣なども教えて頂きました!

愛さんのインタビューを通して感じたことは、どう新しい環境に適応するか?ということでした。アメリカという新しい環境でも人を大切にして、周りの方に感謝を忘れないということが現在の愛さんの生き方、キャリアを作ってるのではないか?と感じました!

【執筆者情報】福井直人

大阪大学経済学部を休学し、Bellevue Collegeにて留学中。高校からずっとハンドボールのキーパーをしており、顔面にボールがぶつかっても泣かない強い男である。マイブームはアメリカで出来た友達に関西弁を教えること

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ABOUTこの記事をかいた人

大阪大学経済学部を休学し、Bellevue Collegeにて留学中。高校からずっとハンドボールのキーパーをしており、顔面にボールがぶつかっても泣かない強い男である。マイブームはアメリカで出来た友達に関西弁を教えること