人材難が叫ばれる今日に企業がより他の企業以上により良い人材を獲得するには様々な工夫をする必要があります。そこで今回紹介する「Textio」は企業が様々なサイトなどに投稿する採用情報を添削して、就職希望者にその企業をより魅力的に紹介する方法を提供するスタートアップです。
そもそもTextioとは?
Textioは「言葉が人々を変える」をモットーに企業の採用情報の添削から、社員のプレゼンそして営業先へのメールまで添削してもらえるアプリを提供しています。
ここで紹介したい言葉があります!!それが、「Augmented Writing」です!!
これを日本語に直訳すると、「拡張執筆」は?ですよね。
では、みなさんARはご存知ですか?ARとは「拡張現実」という意味です!!何か聞き覚えのある言葉ではないですか?
ARとはVRと同じような仕組みでVRがコンピューターで仮想現実を作る一方で、ARは技術の利用によって拡充された現実世界のことを指します。
良い具体例としてあげられるのが「Pokemon Go」です!!これはコンピューター技術によって目の前の道路にポケモンが出現するように現実世界が拡大されて見えないはずのものがデバイス、つまりスマートフォン越しに見えるようになって言いますよね。
ここで、本題に戻りましょう!!!上記の説明で少しは「Augumented:拡張」の意味が理解出来たと思います。つまり、「Augumented Writing」とは、これまでのwriting:書くことからさらに、書くということに技術、データ分析を加えて、コンピューターがよりそのテキストに適した文字そして言葉を選別してくれます。
Textioが企業に提供するものとは?
Textioは企業の採用情報をよりその企業のもつ特色などに合わせて言葉を提案してくれます。例えば、Expediaという旅行会社はみなさんご存知ですよね。一度は使ったこともあるともいます。では、ExpediaがTextioを利用してどのようにして広告パフォーマンスをあげたのか?
「 旅行とは大きな取引であり、正しい方法で旅行を組み立てるということは重要なことである。」
何か旅行というものが特別に感じられるような広告のように感じませんか。一部の人には響かない言葉もあるかもしれませんが、やはり今日旅行会社は大きく変化しており、 Airbnbなどの登場による企業間での差別化はとても重要な課題でもあります。広告パフォーマンスをあげる、あるいは採用情報を魅力的にすることは大変重要です!!
このTextioは、Appleそして、Microsoft、Slack、BP、Twitter、Johnson&Johnsonなどを顧客として抱えることから、注目度、そして今後いかに良い人材を確保するために言葉が大事になるのかは、名だたる企業をみれば明らかであると思います。
Textioが他の企業とは違う強みとは?
Textioはこれまで使われていた、Writingのソフトフェアの不十分さを打開するために生まれた会社です。みなさんもWordやほかの文字を書くアプリを使うとき、そのアプリの校正が必ずしもそれが正しいとは思わないですよね。別に文章として何らおかしいと思われるところがなくても、校正にダメだと言われることもしばしばあります。
MicrosoftやAppleなどが使う校正のためのプラットフォームとは違うもの、そして文字の構成そして添削に特化したプラットフォームを作り上げたのがTextioです。
では、何がほかのプラットフォームと違うのでしょうか。Textioは2500万社の会社の採用情報を分析し、最適な広告パフォーマンスを提供してくれます。また、6万もの語句も認識する事ができ、語の並びも分析してくれます。
例えば、IT業界ではつい最近まで、「Big data」という言葉を求人サイトに掲載することで多くの求人を集めることができました。しかし、今は「Artificial intelligence (人工知能)」がより人々を惹きつけるワードになっています。
まとめ
アメリカでは、特にIT業界で白人そして一部のアジア人ばかりが雇われ、女性やほかのマイノリティを持つ人達の多様性に欠ける事が問題視されているそうです。そういった偏見を無くし、多様な人材を採用するためにもこのソフトはとても有効であると思います。
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【執筆者情報】
藤田壮平
京都の大学に通っている4回生です。今はSeattle Central Collegeに留学中です。とにかく、ドラマと映画を見るのが大好きで、日本では HuluそしてNetfliex、Amazon prime の三刀流してたぐらい好きです!!
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