米Amazonが混合現実を用いた鏡の特許を取得 バーチャル試着へ【Geekwire】

BY ALAN BOYLE on January 2, 2018 at 10:54 am

Amazonのブレンド・リアリティミラーは、あなたがバーチャル試着を可能に

GeekWire Galaのダンスフロアで、その豪華なカクテルドレスはあなたに似合うだろうか？

アマゾンが特許を取得した。ブレンド・リアリティ（ミックスド リアリティーとも）は、鏡の前に立った人物にバーチャルな服を投影し、試着することを可能にする。

この魔法のような鏡はAmazonのEcho Lookカメラの延長で、現在はファッションの “スタイルアシスタント”として招待者限定で販売されている。

echo lookは、アマゾンの音声コマンド　Alexa AIアシスタント機能を用いてあなたを撮り、あなたが選んだ服を着ているかのような映像を作る。

ブレンド・リアリティは、カメラ、プロジェクタ、ディスプレイ、ミラー、ライトを利用し、リアルタイムで画像のレイヤーを追加できる。

「ユーザーが鏡を見ると、顔と目を識別して本人を認識する。また背景も組み合わせることができる。」

例えば、送信された画像は、ビーチサイド、またはシアトルの歴史産業博物館のダンスフロアを示すことができる。画像はユーザーを取り入れて処理し、水着やカクテルドレスのような仮想服を身体に重ね合わせる。

顔追跡センサーと洗練されたソフトウェアにより、どんな角度からでも現実的なブレンド画像を見ることができる。

この効果は基本的に19世紀にさかのぼるステージマジシャンが使用していた「Pepper’s Ghost」のハイテクで高解像度のバージョンのようなものだ。

この鏡がどれほど現実的なのか、それが実際に製造されるのかははっきりしない。Amazonは、製品を生産するまで特許のコメントを控えることが多い。しかし、昨年のecho lookを見てしまうと、Amazonが関わっている限り、ブレンド・リアリティは単なる幻想ではないだろう。

追記：AmazonはスタートアップBody Labs社を買収したのは昨年10月に発表され、ブレンド・リアリティ業界で積極的な動きを見せていることは事実だ。

Body Labsのソフトウェアは、コンピュータビジョンを使用して、他のアプリケーションの中でもゲームや衣類のモデリングのためのより正確な3-Dアバターを作成する。TechCrunchによると買収価格を5,000万ドルから7,000万ドル。