もうパイロットはいらない。ボーイングが自動運転飛行機を発表した。【Geekwire】

もうパイロットはいらない:ボーイング社が自動運転飛行機を発表。当機は戦闘機への空中給油が可能。

BY NAT LEVY on December 19, 2017 at 8:43 am

ボーイングが、米海軍の軍用機への空中燃料補給用にデザインされた自動運転飛行機を公開しました。軍用機の飛行距離を拡大する狙いです。

10月に米海軍が計画依頼をしたのは、ボーイングF/A-18スーパーホーネットやボーイングEA-18Gグロウラー、ロッキード・マーティンのF-35Cといった様々な戦闘機に無人で燃料補給ができる性能の搭載です。この依頼に応え、MQ−25と呼ばれるコンペが1月3日に開催されます。

ボーイングがエントリーした時はエンジン完成までの途中段階で、来年初旬のデモ運転に向けて完成までの道を進んでいます。

勝利に輝いた機体は、空母上で離発着することになるでしょう。つまりカタパルトやランチといった離陸する場所と着陸システムを同じくする必要があります。

「ボーイングは約90年もの間、空母艦を海軍に届けてきました。」とドン・ガディス退役海軍大将は語りました。彼はボーイングの技術チームにて、燃料補給システムに関する計画を先導しています。「取り組む中で、私たちが持つ専門知識は自信を与えてくれます。エンジニアリングと製造開発の契約が認められれば、飛行試験を行うことができます。」と彼は述べました。

MQ-25スティングレイ航空給油機は空母から1万5000ポンド(約6800kg)の燃料を500海里(約926km)に渡って運ぶことができます。これが可能になれば、戦闘員たちは現在の距離に加え、300から400マイル(480から640km)程度飛行距離の範囲が広がります。

現在ボーイング社はロッキード・マーチン社やゼネラル・アトミックス社と競合関係にあります。ノースロップ・グラマン社は提案するよう招待されたものの、10月に行われたコンペにて脱落しました。米海軍は担当会社を来年9月までに選ぶと言われています。

(2017年12月19日『No pilot required: Boeing unveils autonomous plane for refueling fighter jets in midair』より全文和訳)

本日のニッチな英単語

nautical mile
海里

nauticalが航海の、海事の、といった意味で、mileがつくと海里になるようです。
ちなみに1海里は1.852kmです!

日本では軍事産業ってあまり馴染みがないと思います。

しかし、莫大な金額をかけられるだけに技術の進歩が生まれやすい環境なのかもしれませんね!

 

 

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