今回はシェアリングエコノミー特集(スペース編)第4弾です!
犬小屋シェアのスタートアップの記事(第3弾)をまだ読んでいない方はこちらから↓
旅行に行くときや仕事や通勤に欠かせない車。快適だし自由に動けるしでとても便利ですよね、ただ、良いことだけではありません。
みなさん駐車場に困ってませんか?止めたいのに満車で止められない、または行きたいところの近くに駐車スペースがないなど、時間を無駄にすることが多いのも事実。そこで今回は、そんな問題を解決してくれるサービスをご紹介します。
駐車場のシェア 「PAVEMINT」
今回ご紹介するのは「PAVEMINT」という駐車場のシェアサービスを提供する企業です。この企業はロサンゼルスにある会社で、駐車場のシェアサービスを提供している会社です。
こちらの動画で概要がわかります。後から詳しく説明します。(英語ですが写真と絵でなんとなくわかると思うのでぜひ見てみてください!)
この企業のサービスはいわば空き駐車スペースを持っている人と駐車場が必要な人のマッチングサービスで、双方に利益があります。では双方の利益を見ていきましょう。
駐車場を持ってる人
駐車場があるけど使ってない、もしくは日中は学校や仕事に行くのに使っているから家の駐車場があくという人は少なくないと思います。
そのスペースを使ってお金を稼ぎましょう、というのがこのサービスです。駅や空港、デパートの近くに住んでいる人の駐車場は止めたい人が多いので需要が高そうですよね。
利用方法
①駐車場の場所を登録する。
いくつかの質問に答えるだけで駐車場の情報をしっかりリスティングしてくれます。
②駐車場のスケジュールを管理する。
添付の写真のように、スワイプで空いている時間を簡単に選択できます。曜日単位ではなく、日ごと、一時間ごとに管理できるので、来客がある時は駐車場を貸し出せないようにすることも可能です。
③お金は直接自分のもとに入る。
稼いだお金はVenmoなどのオンライン送金アプリを通して銀行アカウントにに直接入ります。自分の駐車場の価値を決めるのは難しいですよね。でもご心配なく!土地の場所や駐車場の設備によって値段を提案してくれるので的確な値段を簡単に決めることができます。
駐車場を探している人
目的地に駐車場がない、周辺の駐車場は満車、高い、など駐車場問題はつきませんよね。そんな人のために簡単に自分の求める駐車場を探せるこのアプリはおすすめです。
利用方法
①行きたいところを検索する。
するとその周辺のスポットが地図上に表示されます。駐車場から目的地までの徒歩ルートやかかる時間、そして値段も一目瞭然でわかります。
②スポットの評判をチェックする。
そこのスポットは屋根やゲートがあるのか、防犯カメラはあるのかなどの情報を知ることができます。電気自動車を乗っている人は充電できるかどうかも重要なポイントですよね。
③選択、支払い
オンライン決済なので小銭を用意する必要も、支払いに時間を取られることもありません。
イベント前に早めに駐車場を抑えることも可能なので、イベント当日になって駐車場探しに時間を割くこともなくなります。
日本の駐車場シェアサービス 「akippa」
先ほどご紹介したのは海外の会社でしたが、実は日本にも駐車場シェアサービスは普及していました!自分が知らないだけで世の中は進んでいるものですね。
そこでご紹介したいのは「akippa」という会社です。空きっぱなしという言葉が語源なのでしょうか、おもしろい会社名ですよね。この会社は2009年に設立され、大阪に本社を構える会社です。
実はこの会社もとは営業の会社だったのですが、世の中のためになる事業をしようと事業転換され、この駐車場のシェアリングサービスを始められました。テレビでも見たことがある人はいるのではないでしょうか?
この駐車場シェアサービスの仕組みは下の図の通り。先ほど紹介した「PAVEMINT」とほぼ同じ仕組みとなっています。
違う点と言えば、「PAVEMINT」は主に個人の家の駐車場をシェアするタイプでしたが、この「akippa」では家というよりは月極駐車場のような大きなものを主に扱っている感じがします。
IoTを活用したシェアゲート
また、この「akippa」、新たな取り組みをしようと試みているんです!それはこちらのニュース。
これは「akippa」がIoTを活用したゲート式駐車場のコントロールシステム「シェアゲート」を発表したというニュースです。
ゲートの開け閉めは無人の駐車場では難しいので、これまではゲートのない駐車場だけの取り扱いでした。しかしこのゲートにシェアゲートの端末をつけることで、利用者はアプリを通して教えられた暗証番号やBluetoothをつかってゲートを開け閉めすることが可能になりました!
つまり、予約をした後にアプリを開けばゲートが勝手に開き、アプリがない場合はテンキーを使って暗証番号を入力すればゲートが空きます。
これにより無人の駐車場でもアプリで予約し、ネット決済することができるようになりました。機械や人と接することなく駐車料金が払えるととても楽ちんですよね。
急成長を遂げるこの会社、今は関西に力を入れていますが、もっと皆さんの家の周りにも普及すると良いですね!
まとめ
いかがでしたか?駐車場のシェアサービスがあることご存知でしたか?自分の家の近所にも提携しているところがあるにも関わらず、実は私は知りませんでした。普通に生活しているだけでは、どんなに便利なものがあっても気づかないものですね。
色んなものがシェアされる時代。余っているものを他の人のために活用し、そしてお金も稼げる。どちらにも利益があり経済的で素敵ですよね。今回は駐車場のシェアサービスでした。
さて、いよいよシェアリングエコノミー特集(スペース編)もあと1記事です!
【執筆者情報】
本城ありさ
立命館大学国際関係学部に所属。現在は休学しシアトルのBellevue college に留学中。アウトドアが好きで、アメリカならではのハイキングのクラスを受講している。また女子1人のチームに入りバレーボールに奮闘中。
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