旅行先で撮った「映える」写真。ほとんど1人で写っていませんか?
海外で「グループ全員×SNS映え」を実現するのって、意外と難しいんですよね。自撮りをすると風景がおろそかになったり、通りがかりの人にカメラを任せると盗られたり……
これらの悩みを「地元のカメラマンと旅行者を繋げる」ことで解決するスタートアップが「Flytographer」です。
企業サイトはこちら↓
サービスの流れ
まず、旅行先の都市に住むカメラマンの一覧から依頼したい人を決めます。そして、「撮影希望日」「撮影してほしい人数」「シチュエーション」などをフォームに記入します。
その後、Flytographerの仲介によって撮影日時や待ち合わせ場所が決まります。カメラマンと直接やりとりをする必要がないので、その土地の言語が使えなくても大丈夫です!
カメラマンと会えたら、オススメ撮影スポットを巡りましょう。時間は30分から2時間で、長さに応じて料金が変わります。
例えば、標準プランで1時間38,000円です。30枚の写真データを受け取ることができます。
さて、撮影が終われば写真を待つのみ!5営業日以内に写真データがメールで届きます。
また、Flytographerでは旅行写真以外にも、プロポーズ写真を依頼することができます。事前にカメラマンに相談することもできるので、ロケーション選びは完璧ですね!
旅行者とカメラマンを繋げる会社「Flytographer」
Flytographerは2013年に1人の女性がカナダで立ち上げたスタートアップです。
「思い出こそ最高の旅土産」という信念のもと、現在200都市にサービスを展開しています。旅行先での写真撮影サービスを提供した世界初の会社です。
このスタートアップ設立の起源は2011年にさかのぼります。設立者であるNicoleさんがパリへ旅行した時のことです。自撮りや他の人に撮ってもらった写真があまりにもひどく、ガッカリするという出来事がありました。そこでパリに住む友人にカメラを任せ、一緒に街を歩いたところ、最高の思い出ができたそうです。
ここからアイディアを得て、Flytographerは設立されました。現在はホテルや旅行代理店と提携することで、事業を拡大しています。
日本にも似たサービスが!「Lovegraph」
Lovegraph(ラブグラフ)という会社をご存知でしょうか?
Flytographerと同じく出張写真撮影サービスを提供している、2015年に東京で設立された会社です。
2社の大きな違いは価格と対応都市数です。
Flytographer | ラブグラフ | |
価格 | 350ドル(約38000円)/1時間 | 17800円/1〜2時間 |
対応都市 | 世界各国200都市(日本は東京・京都) | 国内51都市/海外10都市 |
Flytographerではカメラマンが観光案内をすることもあり、値段が約2倍ほどかかります。
対応都市は、世界ならFlytographer、日本ならラブグラフといった感じですね!
ただし、訪日旅行客に関してはFlytographerの方が強いと言えるかもしれません。なぜならラブグラフは基本的に日本語対応だからです。
最後に
今後も東京オリンピックに向けて、訪日外国人はますます増えていくと予想されています。
同じようなサービスならば、日本の会社のものを使ってほしいですよね。言語の壁によって、国内なのに日本の企業が負けてしまうのはすごく悔しいです。
翻訳技術はものすごいスピードで発達していますが、それでも普段のコミュニケーションができるまでには相当な時間がかかると思います。日本人の英語力、みんなで高めていきましょう!
【執筆者情報】
山中 苑
大阪大学外国語学部を休学し、Bellevue Collegeにて留学中。和訳記事にて『本日のニッチな英単語』コーナーを細々と担当している。渡米するまでシアトルをシドニーと呼び間違え、アラスカはアフリカにあると信じていた。マイブームは格言集め。
旅行好きな方にオススメ!
写真好きな方にオススメ!
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