ブリヂストン×IoT 1人あたり1000端末もつ時代へ 猫にもIoT

IoTが熱いらしいですよ。みなさんこんにちは。私事ですが、就活真っ只中で、先日キャンパスリクルーティングに来ていたソフトバンクの説明会に参加してきました。そこでIoTの話が出てきたので、それを踏まえてぜひ紹介させてください。

ダンプカーにIoT

ブリヂストン、タイヤ稼働IoTで把握、鉱山向け、製造業、サービス化進む。

ブリヂストンがIoTを活用し、鉱山で使うダンプカー用タイヤの使用状況や交換時期を一括管理するサービスを11月中に始める。
ダンプカー用タイヤに取り付けたセンサーから送られてくる空気圧や温度のほか、各鉱山の整備士が測定した摩耗状況などの各種データを集約。走行中か保管中といった稼働状況も把握する。これらのデータを分析し、タイヤ交換の適切な時期を顧客に提案する。
鉱山のタイヤは過酷な環境で使われるため、およそ1年の寿命のうち約4カ月を負荷のかかる前輪に取り付けて使う。一度取り外して保管後、残り約8カ月は後輪に取り付けて使う。重量が500トンにもなる巨大なダンプカーのタイヤ交換作業は手間がかかるうえ頻度も高い。鉱山の生産性を上げるには交換作業を効率化しダンプカーの稼働率を高める必要がある。
これまでは鉱山の現地オペレーターが交換時期を判断していた。新システムはコンピューターが高い精度で適切な時期を提案できる。

2017/11/14 日本経済新聞 朝刊 18ページ

IoTを簡単に解説

まずIoTとは、Interner of Thingsの略です。あらゆるものがインターネットにつながるという意味ですね。モノが直接ネットに繋がり、通信できるような仕組みのことです。

例えば洗濯機や炊飯器などの家電はもちろん、靴や、ボールペンなどであっても、通信機能や感知機能をつけることが、技術的には可能だということです。ここで浮かんでくる疑問が、何故そんなことをするのか?ということと、どうやってするのかということですね。

まずIoTによるメリットは効率化情報収集力です。

効率化

例えば先ほどの例だと、洗濯機は選択が終わったタイミングでプッシュ通知をくれたり、故障が起きたら自動的に業者に連絡してくれるかもしれません。靴は歩いた距離を測って健康状態を管理してくれるでしょう。

特に製造現場には大きな変化をもたらすといわれていて、見える化(Monitoring)が進んでいます。先のニュースのように、設備運転の実働や製造実績が人間の目よりも簡単に、正確に把握できるようになります。

情報収集

ソフトバンクweb会社説明会より

そして情報収集力ですね。AIを活用するためには、とにかくたくさんのデータが必要です。検索エンジンを持っているGoogleやAmazon、Facebookは強いわけです。それらを分析したり、学習することが必要です。しかしIoTであらゆるものがインターネットでつながれば、それだけたくさんのデータが入ってきます。

そこでソフトバンクは、ARMを買収しました。意識の高そうな学生が一時どうのこうの言ってましたが、なるほどそういうことらしいです。

IoTのためには、小型のプロセッサを物に取り付ける必要があります。そしてそれを生産できる技術を持った会社は少なく、ARMは世界シェアの90%以上を占めているそうです。今は一人当たり2端末しか、IoT端末をもっていないそうですが、孫さんは数十年後にはが来ると予測しています。

ソフトバンクweb会社説明会より

ソフトバンクweb会社説明会より

そしてそのほとんどにはARMが使われると。データいっぱい。ARM最高。ソフトバンク最高。となるわけですね。

IoT×猫

さて、本日紹介するスタートアップは、SUREPETCAREです。アメリカで2008年に立ち上がりました。

登録した猫だけが通れます

いくつかの製品がありますが、その中でも一押しはこちらmicrochip cat flapです!なんとこちら、ペットとドアにIoTを活用し、登録した猫だけが通れるというサービス。

家の中では猫にはストレスが溜まります。しかし外に出したり入れたりするのは、鍵を開けたりドアを開けたり面倒。そんな人たちのために。

もちろん外出中なのかを把握できたり、ドアの施錠もできます。台風の日は、外出禁止にもできますね。出入りの様子をまとめたり、権限も他の人と共有できるみたいです。色も白と黒の二色展開。お値段$125だそうですよ!

 

最後に

日本のものづくりの力は世界に誇れると信じています。しかしITの発達によって、「ものを売って」稼ぐ時代ではなく、その前後の「サービス」で稼ぐ時代に移り変わり、競争力が落ちてきています。

例えば今回のニュースでは、鉱山機械用の中でも直径4メートルを超える超大型タイヤはブリヂストンやミシュランなど数社しか作ることができないそうです。日本のIT企業とメーカーがタッグを組んで、よりよいものとサービスを提供していってほしいと思います。

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