夏が近づいている今、多くのアメリカ人は、コロナウイルスの脅威が迫っている2020年の休暇をどのように過ごすかを考えています。全米のコミュニティーは、再開し始めていますが、飛行機を使った旅行は依然として危険な見通しです。
シアトル運輸省の元責任者であるScott Kubly氏が立ち上げた新しいベンチャー企業を含む、複数のスタートアップ会社が低リスクのビジネスとしてキャンプ事業を売り込んでいます。
彼とCabanaの残りのチームは、カーゴバンを、Instagramを通してレンタルできるキャンピングカーに改良しています。
Cabanaは先日、BirdのCEOであるTravis VanderZandenとFord XのSunny Madra社長の参加を得て、Craft Venturesが主導する350万ドルの創業資金調達を完了しました。
この基金は、Cabanaがシアトル以外の他都市での事業拡大に役立てます。Cabanaは、投資を利用してロサンゼルス、サンフランシスコ、サンディエゴ、デンバーでもサービスを行っていく予定です。
現在のところ、Cabanaのバンはシアトル地域でのみレンタルできます。2泊のレンタル料金は
$ 235(日本円:約2万5千500円)です。
Cabanaの特注のフォードトランジットバンには、ベッド、収納、バスルーム、インターネットが含まれています。バンはCabana専用のアプリを通してレンタルされ、これにより、顧客自身で車両をロックおよびロック解除できます。Cabanaは、レンタル間の厳格な消毒手続きを行っていると公表しています。
(Cabana Photo/GeekWire Photo )
Cabanaは、パンデミックのために老舗ホテルや旅行会社が財政的打撃を受けているときに、「豪華なモバイルホテル会社」として名乗りを上げています。
その一方、The DyrtやHipcampなどの旅行者がキャンプ場を見つけるのを支援するサービスを行っている企業は 、需要が急増しています。
「消費者は明確に反応している」とKublyは、GeekWireに語りました。
「誰もが今夏も旅行したいと考えていますが、安全で、社会的に距離があり、自制心のある方法で旅行したいと望んでいます。」
(Cabana Photo/GeekWire Photo )
SDOTとCabanaでは、KublyはLimeのチーフプログラムオフィサーを務めていました。Limeは、全米で鮮緑色のスクーターと自転車のレンタルのサービスを提供しているモビリティ会社です。
カスタムキャンピングカーは、冒険愛好家やソーシャルメディアに牽引されて、過去数年間で人気が急上昇しています。連続起業家のKyle Kesterson は、バンでの生活のために、2年前にシアトルのスタートアップコミュニティから去り、一連のオンラインプロジェクトでバンでの生活を記録しました。
彼は、テクノロジーの進歩のおかげで、場所にとらわれずに働ける「デジタルノマド民」の内の1人です。
Cabanaは、この傾向を利用して、バンで生活してみたいと考えている人々が、実際に短期間で体験できるようにしていきたいと考えています。
(2020年6月6日『Seattle startup Cabana pitches vanlife vacations as travel alternative during pandemic 』より和訳)
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【執筆者情報】
澤田 大貴
國學院大學を休学し、アメリカ、ワシントン州の大学にて留学中。趣味は、サッカー観戦。好きな食べ物は、アボガド。マイブームは、コロナウイルスの自粛期間を経て目覚めた筋トレ。
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