楽天ががん治療に。データがあれば何でもできる?

楽天がヘルスケアに参入するらしい

楽天、ビッグデータ有効活用、がん治療参入、EC競争激化。

楽天はがん治療事業に参入する。新しいがん治療法として注目される「光免疫療法」の商業化を進めているベンチャー企業と提携。この疫療法は2011年にアメリカで小林久隆主任らが開発。米国では治験が始まっており、楽天は日本でも早期に手続きを進める方針。

楽天が医療や健康領域に積極投資する背景には、電子商取引(EC)周辺の構造変化がある。ネット通販「楽天市場」の競争は激しい。楽天はネット通販の購買履歴など、グループ内に眠るビッグデータの活用を急ぐ。
三木谷浩史会長兼社長は「ECは収益を飛躍的に伸ばすよりも、利用者やデータを集めるのが役割だ」と語り、金融事業など他の自社サービスへ誘導する窓口として育てたい意向を示す。

グループで運営する約70の事業に加え、出資先の遺伝子検査サービスや睡眠記録アプリなどのデータを組み合わせれば、生活習慣や健康状態をもとに個人に最適化した治療法を紹介する取り組みまで視野に入る。

2017/11/28 日本経済新聞 朝刊 1ページ

というわけで、楽天が癌治療に参入するそうです。三木谷社長も言っている通り、ネット通販などで顧客データを集めてしまえれば、ほかの事業に進出できるという、データを持ってるやつが強いみたいなところですね。

特に同じくECのAmazonや、SNSのFacebook、検索エンジンを持つGoogleなどは、データを生かすために連日どこかを買収したニュースが流れてきます。

このように、身の回りの様々なデータから個人の属性を推定し、他の事業に生かす取り組みは国内外のIT大手がこぞって取り組んでいます。検索サービスなどで強い事業を持たない楽天が必ずしも有利とはいえません。がんばれ楽天!

ところで癌治療の最先端はどうなんだろうかと気になりますよね。そこで目についたのはやはり、AIでした。

ディープラーニングでがんを特定!

中でもディープラーニングによる診断が数多く出てきています。今回は画像認識によるヘルスケアスタートアップを取り上げたいと思います。

Infervisionのロゴ

昨年北京で立ち上がった医療系スタートアップInfervisionです。なんと早くも日本に進出しています。

中国では毎年60万人が肺がんで死亡しているそうです。大気汚染のニュースを目にする日が多いのではないでしょうか。それだけでなく、医師不足も原因の一つと言われており、放射線医師8万人に対し、1年に14億件の放射線検査を診断する必要があるそうです。いくらなんでも足りなすぎませんか、、

そんな中Infervisionは、機械学習を使用して、肺がん患者の病変や結節を発見する技術を開発しました!

ちなみに2003年に大流行したSARSに対応するかたちで中国全土に導入されたインフラを活用しています。大量のデータが必要ですからね。それに加えて、同社のソフトウェアを導入する20の病院からもデータを得ているそうで、昨年のローンチ以降、10万枚以上のCTスキャン画像とレントゲン画像を解析したそうです。

これにより、正確性が向上し、また診断時間の短縮が可能になります。同社は肺癌以外にも対象を広げようとしています。

特にまだ医療が発展していない途上国では、医者不足&高い医療費という課題を解決し、根本的に変えられる可能性があります。

最後に

この手のスタートアップはいろいろなところで目にしますね。それでも供給が追い付いていないのと、まだ技術が発展途上だということがわかります。

医療の知識をそれほどもっていなくても、IT技術さえあれば参入できてしまうことも、大きい要因だと思います。

だからこそ、医療先進国の日本からもこういった企業が活躍してほしいと思います。

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