どうも、りょうです!シアトルで生活していると、マイクロソフトやアマゾンなどの世界的企業で働けたら、さぞかし面白いのだろうなぁと強く感じます。そして、僕だけでなくみんなの憧れなんだろうなぁと思っていました。しかし、どうやらシアトルでのみんなの憧れの企業は少し違うようなんです…。
アマゾンを抑えてシアトル就職人気ランキング一位を獲得!不動産テック企業「Redfin」
こちらは求人ウェブサイトのHired社が発表したシアトル就職人気ランキングです。(ランキングに関する詳しい記事はこちら)僕はこのランキングを見て、非常に驚きました。「え、一位どこ?」と。これだけイケイケなアマゾンより働きたいとこなんてあるの!と。
それが、シアトルの不動産テック企業「Redfin」です。不動産テックというのは、「不動産×テクノロジー」のことですね。不動産領域において、テクノロジーを活用しながら暴れまくっているのが、Redfinなんです。
アマゾンやマイクロソフトを超える人気を獲得するとは、どんな企業なんだ!ということでちょっと調べてみました。
Redfinは、主に「不動産メディア」と「住宅売買ブローカー」の2つの顔を持ちます。よくわからないので、順番にみていきましょう。
まずは「不動産メディア」としての側面からですね。日本でいうリクルートの「SUUMO」が不動産メディアに当たりますね。住宅や不動産に関する情報を集めたサイトのことを指します。
次に「住宅売買ブローカー」としての側面です。簡単にいうと、不動産屋さんのことらしいです。実際に物件の売買を仲介する人たちのことですね。
この2つの側面を両方持ち合わせてる企業って、実はあんまりないらしんですね。確かに「SUUMO」を調べてみると、あくまでSUUMOの仕事は広告掲載だけで、物件の売買は不動産会社が行なっていました。Redfinはこの2つの側面を持ち合わせた企業なんですね!
でも流石にこれだけで、めちゃくちゃ人気ってわけはないですよね!ということで、なんで人気なのかも調べて考えてみました!
ユーザーファーストのハイテク企業
少し調べてみた結果、人気なのには2つの理由があるのかなぁと感じました。「徹底的なユーザーファーストの姿勢」と「裏側を支えるテクノロジーの存在」です。
徹底的なユーザーファースト
このRedfinという会社、とにかくユーザー思いなんです。不動産の売買においては「買い手」より「売り手」の方が圧倒的に情報量を持っていて、買い手が不利に立つことが多いんだそうです。
また、不動産ブローカーが受け取る仲介料の割合が結構高いらしんです。でも不動産のプロに聞かないと情報も簡単に手に入らない。買い手の立場がすごく弱いですよね!
そこに立ち向かっているのがRedfinなんです。Redfinはとにかく提供している不動産の情報量が半端ないんですよね。過去の売買の履歴や現在の推定市場価格などが豊富に掲載されており、ユーザーが自分で調べられる情報量がすごく多いんです。
しかも、他の住宅売買ブローカーより仲介料を安くしてユーザーに還元しているんです。あらゆる情報を公開して、ブローカーがやるべきことにだけ業務を絞ったからこそできることみたいです。
この信念や姿勢が素敵ですよね!不動産売買の問題に立ち向かっているという点が共感を集め、支持されるのかもしれません。
裏側を支えるテクノロジーの存在
加えて、この企業はAIや機械学習を徹底的に活用している、ハイテク企業なんですよね。過去のデータをかき集め、AIや機械学習を活用することで「今後の売却を想定して、どこの住宅を購入すべきか、また相場を想定して、いつ売却するべきか」などをユーザーに対して提案しているらしんです!
シアトルは現在「AIと機械学習の首都」と呼ばれており、この分野の優秀な人材が集まっている環境なんですよね。(詳しく解説した記事はこちら)だからこそ、Redfinはその実力を活かすための魅力的な環境なのかもしれませんね!
ITはツールであり、それを既存産業で活かす時代?
あのテクノロジー都市シアトルで、就職人気の一位が不動産企業ってなんだかびっくりですよね。ちなみにですが、ランキング2位の「Zillow」も不動産会社なんです!
個人的な感想ではありますが、IT業界で技術を追求していくよりも、他業界の古い仕組みをテクノロジーの力で改善していこうというトレンドがあったりするのかなぁと感じました。だからこそこの順位なのかと!面白い発見です!
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