今回のインタビューでは、20世紀から今なお、最新のPCやソフトの制作で世界を支え続けている大企業Microsoftに潜入させて頂きました。そして、ある一人の社員さんにインタビューをすることに成功しました。世界的大企業で働く人は一体どんな人なのか、どんな人生を過ごしてきたのか、そしてどのような経緯でMicrosoftに勤めたのかをぜひ直接あってお話がしたいと思いインタビューをお願いしました。
今回のインタビューは、Microsoft本社で働く弱冠22歳(筆者と同い年)の新卒社員の方にお話しを伺いました。
今回のインタビュー相手は、、
吉越 勁(Kei Yoshikoshi) さん
神奈川県小田原市に生まれ、すぐに東京の練馬に引っ越し、そして2歳頃に父の大学院の関係でアメリカのフィラデルフィアに渡米し、ユダヤ系の保育園を4歳まで通った後、日本に帰国。その後、7歳まで日本で過ごし、両親の仕事の関係で、シンガポールへ移住。そして、小中高を過ごし、アメリカのデューク大学へ進学。電子工学とコンピューターサイエンスをダブルメジャーとして習得し、複数の日系企業で、インターンを経験した後、Microsoftへエンジニアとして勤めている。
↓インタビュー内容
第一弾
・マイクロソフトの本社見学
・けいさんの仕事内容
・マイクロソフト就職までの経緯
第二弾(本記事の末尾にリンクあり)
・新卒社員の年収
・けいさんの学生時代
・けいさんの現在持っている夢とは?
・Microsoftの今後について
インタビューをする前に、KeiさんにMicrosoft本社の案内をしていただけました。
レドモンドにあるMicrosoftは敷地面積が広く、敷居が高いと言われていたので、たくさんの巨大なビルに囲まれ威圧的に感じる会社なのかと思い内心ビクビクしながら訪れましたが、予想とははるかに違いまるで大学のキャンパスのような雰囲気で、とても親しみやすかったです。
けいさんに誘われるがままに中へと入ると、そこには大きなスペースと伴にたくさんのレストランやカフェスペースが1階2階との両方にありました。ちなみにけいさんのおすすめは、大人気バーガーショップのLunchbox Laboratoryです。シアトル市内に比べて安価で食べることができるらしいです。
レストラン以外にも様々な店舗が併設されていました。例えば、写真にあるTech Linkと言ってパソコンや携帯の修理をその場でやってくれるとても便利なショップやT-Mobile などがありMicrosoftの社員はわざわざシアトル市内のお店に行く必要がありません。
本社にある冷蔵庫に入っているものは基本無料で、私が頂いてもいいかと聞くと、けいさんの口癖である「がっちゃ、ええで、ええで」と快く返事をしてくれました。ここにあるジュースは何本でも持って帰って良いらしいです。他にもMicrosoftには、ボールペンなどMicrosoftの文字が入ったものがあったので、記念に持ち帰ることができました。もちろん、それらも無料です。
現在、新設中のビジターセンターにも特別に入ることができました。ここでは、Microsoftが作っているX-Boxの最新のゲームや様々な体を使ったゲームを体験することができました。ダンスゲームでは、けいさんの予想外の踊りを見せつけられ、仕事だけでなくこういった遊びにも本気で、やはり只者ではないとひしひしと感じました。
さて、そろそろインタビューに入ろうかなとしたところで、けいさんから一言「一汗かいたし、一杯ひっかけにいこかぁ」とまさかの私の地元を彷彿させるかのような関西弁で驚きました。誘われるがまま隣接されたバーへ、お酒が入ったこともあり、インタビューのことを忘れ色々お話をさせて頂きました。
1時間ほど語り合い、二人ともほろ酔いに(笑)
いざ、場所を変えてインタビューへ!!
編集部:いきなり質問なんですが、けいさんの仕事内容について教えていただけますか?
けいさん:僕の仕事は、Microsoftでソフトエンジニアをしています。基本仕事は、チーム単位で進めています。僕のチームは、WindowsのOSの組織の中のカメラ部門に所属しています。このカメラは、Windows上についているカメラ(Webカメラ等)のことを表わしていて、僕たちは主に、集めてきた大量のビッグデータを使って、色んなお客様がどのようにカメラを使っているのか、どうしたら効率よく使われるのかを分析して、性能の向上や次の解決策を考え、次のアクションに移すまでが仕事ですね。
編集部:現在の最先端技術には決して欠かせないカメラに携わることは、とても胸が躍ることだと思います。ざっくりした質問なんですけど、けいさんってどういった経緯でMicrosoftに勤めはじめたんですか?
けいさん:そうだねえ、大学生活から振り返ろうかな。僕はノースカロライナ州のデューク大学でコンピューターサイエンスと電子工学のダブルメジャーを修得しました。3年の時に、将来は電子工学で回線や回路を勉強するのか、コンピューターサイエンスでコードを書いていくのかを迷った時に、日本の企業でエンジニアと病院で医療器具を直すメディカルエンジニアのインターンをして、ソフトエンジニアが僕に向いていると分かりました。
でも、まだまだ僕は見ている業界が少なく将来後悔したくないと思い、同年にボストンキャリアフォーラム経由で金融のインターンとエンジニアのインターンをしました。金融業界では、トレーダーとして勤めたんだけど、これまで全く関わったことがなく未知の世界だったから、面接の時も、自分の出来る最大限に知識を詰め込んだ記憶があるね。インターンを経て、トレーダーとエンジニア両方に興味を持ちました。
そして、4年生の就活の時にどちらか一つには決められなくて、両方のインタビューを同時進行して、Microsoftのエンジニアとシカゴにあるトレーダーの仕事、両方のオファーを頂きました。そして、今の職業であるエンジニアを選び、こうして働くようになったんだ。
編集部:この記事では、詳細は書きませんけど、そんな超有名企業で何社もインターンする人初めて聞きました(笑)経験豊富すぎて、羨ましいです。
けいさん、実はトレーダーの方が給料の方が高かったという情報をお聞きしたんですが、どうして、エンジニアの方を選んだのですか?
けいさん:実はそうなんですよ。トレーダ―は給料もかなり高く、魅力的だったんだけど、将来ずっとこの仕事だけを続けていくより、今現在、エンジニアはありとあらゆる場所で必要となっていることを考慮した上で、エンジニアの仕事を通して今後色んな事に力になれるようにしたかったから、エンジニアなることを選びました。確かに給料は、トレーダーの方がよかったけど、僕の中では、お金はその場凌ぎくらいしか考えてないかな。
編集部:未来のことを考えて、給料よりも自分のしたいことを選んだということですね!
けいさん、少しやらしい話なのですが、今の給料についてお聞きしてもよろしいでしょうか?今ってどのくらいもらっているのですか?
けいさん:……..
皆さんが気になるけいさんへのインタビューは、
(学生必見)弱冠22歳のMicrosoft本社勤めのエリートが振り返る学生時代とは?? は コチラ に続きます。
けいさんにはこちらのLinkedInの記事の中でもご意見をいただきました!
【執筆者情報】
山下智也
関西学院大学総合政策学部を休学し、現在はシアトルのBellevue Collegeへ留学中。学生時代はイチローに憧れ野球漬けの毎日だった。大学2年生の時にイチローに会うためマイアミへ。しかし、5時間の出待ちの末に素通りされた。それでもあきらめない彼は、シアトルに留学。そして熱い情熱によってついにマリナーズのインターンシップを獲得した。果たして彼は、イチローに出会うことができるのか!?
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