Expediaでは1年以内に巨大なシアトルキャンパスがオープンする。そのシアトルウォーターフロントキャンパスプロジェクトの最新デザインが発表された。
2019年秋にオープン予定のシアトルキャンパスは、5000人の社員のためのスペースがあり、現在のベルビュ―にあるオフィスよりも大きくなる。
Expediaの新しいキャンパスの特徴はバイオフィリックデザイン。水や山の景色や自然光が差し込むオープンオフィス空間によって、社員と自然をつなげ、身体的にも精神的にもよりよい状態を目指す。
Expediaはシアトル市からの許可により、15年間の土地の使用と、約58,000㎦のオフィス建設の許可をもらった。通常よりも長い契約期間を得たことで、シアトルキャンパスの建設が可能になった。
Expediaは2015年にベルビュ―からシアトルへの移動を初めて発表し、大手バイオティック会社Amgenにエリオットベイのウォーターフロントキャンパス代、229ミリオンドル(日本円約260億)を払った。
プロジェクトの最初のステップは、古いAmegenラボの建物のリノベーションで今も進行中だ。来年の頭には2020年にオープン予定の景色を一望できるビルの建設も始める予定。
40エーカーのキャンパスはプレイングルームやミーティングルーム、円形演技場があり、すべてWi-Fiや高速モバイルデータ完備。
また、新しいキャンパスのロケーションは旅行にフォーカスした会社に最適。クルーズ船のターミナルの近くで、飛行機も真上を横切る。しかし公共交通機関は少し不便なので、社員向けにイーストサイドからのシャトルサービスを始める予定だ。またダウンタウンへのトランジットハブ、ライダーシェア、自転車歩行者用の道を作り、社員全員にORCAカード(公共交通機関パス)を配布する。
社員の大半がシアトルに移るが、ホームタウンであるベルビュ―を完全に離れるというわけではない。去年、Expediaはベルビュ―にあるスカイラインタワーという建物にオフィススペースを設けるプランを認めた。これにより社員が予約制で月に特定の日数オフィススペースが使える。
シアトルに引っ越すExpediaの現在のオフィスであるベルビュ―の高層ビルは、Amazonが使う予定だ。Amazonは2500人もの社員のスペースがあるExpediaのタワービルを16年のリース契約をした。
(2018年12月15日『Expedia shows off latest plans for sprawling Seattle waterfront campus with room for 5,000 employees』 より翻訳)
原文:NAT LEVY
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