今回インタビューさせていただいたのは、学生時代に留学アシスタントという会社を起業され、現在はマイクロソフトにも勤められている、音居圭さんです!
2011年に立命館大学へ入学、しかし1年後に中退し、またそこから2年間の宣教活動を経て2015年に渡米され、2016年からBrigham Young Universityに入学。4年間の留学期間中に学生団体設立や留学斡旋事業の起業、ブルームバーグでの長期インターン等を経験され、2019年1月よりマイクロソフトにてAzureクラウドサービスのアプリケーション開発支援部隊、技術営業を行っている。
音居さんには、Skypeを使ってインタビューをさせていただいたのですが、内容が深くて面白くて2時間近くお話をさせていただきました!ありがとうございます(笑)
早速そのインタビューの内容を皆さんにもお見せしていきたいと思います!記事の最後には留学希望者必見の、音居さんの経営されている留学アシスタントの概要もあるので是非ご覧ください!
学生時代(日本)
正直、高校3年生の時、社会のことなんか何も知らないまま、何となくまぁ一番身近であった学校の教師、そしてスポーツが好きという軽い理由で体育の先生と決めたのでそこまで熱意はなかったのかと思います。
そこで、一度「大学」という組織から外れて、自分の視野を広げるというために、大学を休学し、2年間の宣教活動(僕はクリスチャンなので)を東北で行うことにしました.
この2年間は本当に大成功で、色んな世界を見たり、色んな人と話すことで、僕自身の視野を大きく広げてくれました。またそれ以外にも、2年間ずっとルームメイトがアメリカ人だったので、英語のリスニング、スピーキングは飛躍的に上達しました(笑)
なので、留学に必要なTOEFLの勉強とバイトを1年間してお金を貯め、2015年1月からアメリカに留学しました。
また常識的にはありえないですが、留学に行く前に、当時付き合っていた彼女と結婚をし、奥さんは職無し(ビザ的に働けないので)、旦那が学生という超無謀な留学生活をスタートしました(笑)
学生時代(アメリカ)と起業
起業に至った経緯はですね、おそらく結婚して留学とか親がめちゃくちゃ金持ちなんでしょ?とか思われる方が多いと思うんですが、実は全然そうではなくて、背景を話しますと、現実は学生をしながらアルバイトして、貯金を切り崩し生活を送っていました。
ただなんとかそれでもやっていけたのは、僕が通っていたBYUの学費がめちゃくちゃ安く、その上返済不要の奨学金も豊富だったんで、実際4年間で学費はが80万円くらいしかかからなかったのが大きかったです。
僕自身、BYUが安いのは知っていましたが、アメリカの名門校の平均学費が年間300~600万円ほどかかるとは知らず、BYUの学費がそれだけ安い大学というのは渡米して1年後くらいに気づきました。
なので、起業のきっかけはは、留学を経済的な理由で諦めている人にBYUという大学をもっとたくさんの人に知ってほしかったって部分が大きかったです。
起業自体初めてのことだったので、もちろん上手くいかないこともたくさんありましたが、失敗したら、すぐ修正っていうのを根気強く続けました。そういう小さな努力の積み重ねで、起業を始めて半年くらいして初めてのお客さんを獲得することが出来ました。
自分でゼロから作った事業でお金が稼げたっていう事実は、本当に自信になったのを覚えています。
起業した事業1本でやっていくということもできたんですが、一度は大きな企業で経験を積むのも視野を広げるためには必要だなと思い、IT業界を調べ始めました。
初めての参加で起業の経験などが評価され、ブルームバーグで長期インターンをさせてもらい、その翌年に、二回目のボスキャリに参加して、アマゾンやリクルート等からも内定を頂きました。マイクロソフトはボスキャリに来ていなかったので、別枠で申し込みをし、ボスキャリの翌月に内定を頂きました。
その3つが「起業×ブルームバーグのインターン×学生団体」でした。自分で起業し、大企業でもインターン経験があり、さらにBYUでも日本で働く人を支援する団体でも活動していたのでこの3つを経験してる学生はそうはいないと考えていました。
仕事・人生の軸
僕が通っている教会の教えで
“No success can compensate for failure in the home(家庭の失敗は、どんな成功でも補うことができない)”
という言葉があり、僕は常にこれを意識しています。
また、仕事に関しては、必ず自分の才能が社会、人の役に立つかどうかを指針にしています。お金を稼ぐ手段はたくさんあると思いますが、社会的に価値を生まないものは、どれだけ稼いでも人生の幸福度は上がらないと思ってるので、そういう仕事は避けています。
ただ僕自身IT業界以外にも、教育(やはり体育の先生も間違っていなかったかも笑)もすごく好きで、将来的には若い人の教育などにも携われていけたらなと思っています。
やっぱり日本の文化からか、みんな群れたがる部分があったり、周りの目を気にしすぎて挑戦とかする人が少ないなって感じます。
あとは、社会に出てから必要となる部分としては3つあるかなって思っていて、①まず何かを好きになる、専門知識、スキルを磨く②言語能力(能力高いのに、英語出来ないから大きく機会損失してる人が多い)これがないと、キャリアをグローバル展開するのが難しいですね③柔軟性、適応力ですね、違う文化の人とのコミュニケーションを取るためには、文化や、歴史を知っておく必要があるなって感じます。
感想
個人的な話なんですが、アメリカでの留学を経験して日本に帰ってから、自分も起業に対して興味を持ち始めていたところだったので、たくさん質問もしてしまいました、、(笑)
あとは、アドバイスで仰っていただいた「社会人との繋がり」っていうのが確かに日本の学生だとすごい少ないなって感じていて、長期インターンなどで社会人と関わる機会が増えるとその分視野や選択肢も増えるんじゃないかと感じました!!
そして、そんな選択肢を増やしたいから留学に行きたい!でもお金がない!っていうあなたに!
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【執筆者情報】福井直人
大阪大学経済学部を休学し、Bellevue Collegeにて留学。高校からずっとハンドボールのキーパーをしており、顔面にボールがぶつかっても泣かない強い男である。8月に留学が終了し、アメリカで5キロ痩せたが、帰国後2週間でリバウンド。絶賛就活中である。