【建設業界】最新テクノロジーのオールスター戦?

「最新テクノロジーのオールスター戦」現在の建設業界はこのように形容できるかもしれません…。VR/AR、3Dプリント、IoT、ロボティクスなどの最新技術が惜しみなく導入され、建設作業がどんどん効率化されていっています。驚くことに、ロシアの建設用3Dプリンター企業「Apis Cor」は、24時間で家を一軒丸ごと建造することに成功したそうです。信じられないですよね。そうです、この業界では「やばい」変化が起きているんです。今回は、そんな「やばい」建設業界の最先端動向をお伝えします!

 

建設業界とは?

 

まずは簡単に建設業界について説明します。建設業は「建設工事の完成を請け負う営業」と建設業法で定義されています。日本でいうと大林組や鹿島建設などスーパーゼネコンと呼ばれる企業などがこの業界に入りますね!この業界に最新テクノロジーが応用されるようになってきており、テック系企業に注目が集まってきています!

上の図からわかるように、建設業界にはここ数年で劇的に注目と資金が集まってきているんです!VR/ARや3Dプリントなどの最新技術が実用化されてきたことが背景の一つとして考えられますね。

 

建設業界のトレンド分析

 

上の図は、建設業界の最先端トレンドをビジネスモデルごとに分類した図です。一つずつ順番に紹介していきます!

 

デザインツール

この分野には、BIMや建造物の3Dモデル上で、建物をデザイン、分析するためのソフトウェアが含まれています。いやいや、BIMってなんぞ!って話ですよね。BIMとは「Building Information Modeling」のことで、コンピュータ上に建物の3次元モデルを構築し、コストなどのあらゆる情報をデータベースで構築・管理する工程のことを指します。建物の建築計画は、コンピュータ上で設計・管理されており、それを助けるソフトウェアの一つにデザインツールが含まれています。

 

モデリングツール

この分野には、設計のプロセスで建物を3次元に表示することを可能にするソフトウェアが含まれています。建築専攻だった僕のお姉ちゃんが夜な夜な手作りで建物の模型を作っていましたが、そんなのとはもうおさらばです!また、VRやARなどの新技術を活用した、建物のバーチャルツアーを提供するソフトウェアも注目されています。新居の内見で、わざわざ複数の物件に足を運ばずとも、バーチャルで内見ができる時代がすぐそこにきているということですね…。

 

業務管理ツール

この分野では、名前の通り建設業務の管理を最適化するソフトウェアが提供されています。建設業界に特化したチャットアプリなどが登場してきており、アナログに行われていたコミュニケーションがデジタル化されるなど、着実に建設業界もIT化されてきています!

 

建設技術

この分野には、建設のスピードアップや質の向上を助けるテクノロジーが含まれています。冒頭に触れた3Dプリントやロボットによる建設作業の自動化がここに該当します。3Dプリントの登場により、今まで実現できなかった構造の建物の建設が可能になるなど、私たちの知らないところで技術が発展してきています。

 

マーケットプレイス

マーケットプレイスとは、インターネット上で物の売り買いが出来る場所のことを指します。建設業界のマーケットプレイスでは、大きく分けて3つのものが扱われています。一つ目は、セメントなどをはじめとした建設資材。二つ目は、トラクターなどの重機。そして、三つ目が作業員や建築士などのプロフェッショナル人材です。「人材を売り買い」と言うと凄く聞こえが悪いですが、人材が欲しい人と働きたい人のマッチングがインターネット上で行われているということですね!

 

各分野で注目の企業

 

Flux Data(2012, アメリカ)調達額:$44.4M(デザインツール)

Fluxが提供するアプリ一覧

建設の低コスト化とクオリティ向上を目的としてつくられた会社。実はこの会社、Googleの研究機関「X」のプロジェクトの一つとして誕生したんです。「X」では「いやいや無理っしょ…」みたいなことをGoogleの天才たちが研究しています。簡単に建物の3Dモデルを作成できる上に、建築関係の法規制を都市の3Dモデルと連動させて、クリックひとつで建築可能な3D空間を表示してくれるという優れものですね!

 

ホームページ:https://flux.io/howitworks/

 

Archilogic(2014、スイス)調達額:$2.3M(モデリングツール)

Archilogicの3Dモデルの例

ウェブ上で、建物やインテリアの3Dモデルを簡単に構築できるシステムを提供する会社。なんと自分が作ったフロアの図をアップロードすると、48時間でそのフロアの3Dモデルを表示してくれるんです!また、その3Dモデルの中を内見することもでき、家具の配置場所などを考えることができます。大変な思いをして、家具の配置場所をころころ変える必要がなくなりますね。

 

ホームページ:https://spaces.archilogic.com/explore

 

 

 

Capital Construction Solutions(2014、アメリカ)調達額:不明(業務管理ツール)

パートナーシップ企業一覧

モバイル端末を建設現場で活用することで、情報を正確に共有し、建設現場でのリスクを軽減することを可能にしている会社。メッセージングサービスや、スケジュールを管理するアプリなど多岐にわたるサービスを提供しており、多くの会社がサービスを導入しはじめています!

 

ホームページ:http://www.capitalconstructionsolutions.com/

 

WinSun(2010、中国)調達額:不明(建設技術)

WinSunが3Dプリンターで建設した家

3Dプリンターを活用して、建物を製造する会社。高さ6m、幅10m×40mの家を24時間以内で建設することができます。もう信じられないですよね。顧客は、テンプレートの中から好きなものを選び、好みに合わせてカスタマイズすることも可能。建設資材も開発している会社なので、多くの選択肢から材料を選ぶことができるとのことです。

 

ホームページ:http://www.yhbm.com/index.php?siteid=3

 

 

iQuippo(2016、インド)調達額:不明(マーケットプレイス)

マーケットプレイスで取り扱う重機の例

トラクターやショベルカーなどの重機を売り買いできるマーケットプレイスを提供する会社。取り扱う重機に対して、保険もWebサイト上でつけることなど、複合的なサービスを提供しています。また、人材のマッチングも同じWebサイト上で行っており、建設作業に必要な資源がほとんど揃うようになっています!

 

ホームページ:http://iquippo.com/

 

まとめ

テクノロジーという言葉と縁遠いイメージがある建設業界ですが、最新テクノロジーの実用化により、急激にIT化が進んできています。しかし日本国内は人口減少の影響で、国内建設市場の規模が縮小しています。その一方で、海外の途上国では建設需要が高まってきています。ここで日本企業が海外に積極的に進出していかなければ、成長の機会を失い、海外諸国に遅れを取っていってしまう可能性が大いにありますね!

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