放置自転車が広告に!?世界で進むシェアサイクリング!

自転車活用推進法の施行でシェアサイクルがさらに加速

自転車は買う時代から借りる時代へ!注目されるシェアサイクルの未来
自転車を活用したまちづくりを提案、体感するイベント「バイシクルシティエキスポ2017」が開催された。行政、民間含め70社ほどが出展されたが、中でも注目は共有して使うレンタル自転車「シェアサイクル」だ。欧米、中国、アジアの主要都市ではすでに導入されており、日本でも「ドコモ バイクシェア」、中国の大手シェアサイクル「モバイク」などのサービスが開始されている。2017年5月には、環境負荷の軽減、災害時の機動性確保、健康促進などを目的に自転車活用推進法が施行され、生活者の需要、インバウンド需要も踏まえたシェアサイクルは2020年の東京五輪に合わせて今後も増えていくと予想される。
YAHOO!JAPAN ニュース 9月20日(水) 配信

このように、最近様々な要因から注目度の上がってきているシェアサイクリングを今回は取り上げたいと思います!

私個人としては、シェアサイクリングによって放置自転車の改善がなされたらと思いますが。

ではまず、日本国内のシェアサイクリング事情はどうなっているのでしょうか?

国内シェアサイクリング事情!!

日本のシェアサイクリング事業は「ドコモ・バイクシェア」が牽引していますが、携帯電話会社が運営する以上、その電話ネットワーク網を利用し自転車本体に施錠システムを搭載して電波利用を促進するサービスになるため、それを起動させる電源が必要になります。その結果電動アシスト自転車がマストではないですが、簡単に電源が確保できるため、シェアサイクリングの主流となっています。

しかし、電動自転車はメンテナンスコストが高くなり、それがたくさんの台数を確保することができない一因にもなります。。。シェアサイクリング先進国の中国ではノーパンクタイヤの採用など、メンテナスフリーを目指している企業が多くあります。

さらに、日本は国土が極端に広いわけではなく、自転車を大量に駐輪しておくことができる場所を確保するのは難しといえます。そのうえ、自治体間の協力体制は整っておらず、シェアサイクリングの魅力である、乗り捨てがなかなか行われていません。どこからでも、どこへでも行けるサービスでこそ便利なわけです。

また、日本では料金支払いシステムが統一されておらず、現金・交通系ICカード・クレジットカードといった支払い形態が混在しています。それに対応するために自転車一台あたりのマルチタスク化が求められ、生産コストが高くなってしまいます。

このような理由で日本でのシェアサイクリング事業はうまくいっていません。

そこで、シェアサイクリング事業が日本より進んでいる中国からOfoというstart up 企業を紹介したいと思います!

Ofo   どこからでも自転車に乗れ、どこにでも駐輪できる

まずはシェアサイクリングのシステムを説明します。なんと、利用手順はたったの4ステップです!

①スマホアプリで、現在地から近い自転車を探します。

②自転車を見つけたら、アプリ内の”アンロック”ボタンをタップし、表示されたバーコードをスキャンして、自転車のロックを解除します。

③サイクリングを楽しみながら、目的地に向かいます。

④目的地に着いたら、安全かつ合法な場所に自転車を止めて、ロックをかけたら、利用終了です。

*料金は電子支払いシステムが発達しており、自転車のロックを外す際に自動で支払われます。

とてもシンプルで扱いやすいのではないでしょうか?利用者のターゲットをスマホを持ち、かつアプリを導入している人々と絞っている点も日本との大きな違いです。日本のようにすべての人に対応しようとするのではなく、マーケット絞ることで効率的に自転車を供給することが可能になっていると思い

Ofo 宣伝用自転車

ます。

更に、この会社は中国において、放映されるユニバーサルピクチャーズのミニオンズ 3’を宣伝するためにミニオン型の自転車を生産しました。

これにより、スポンサーの確保がなされ、さらなる事業拡大・展開が可能となるわけです。日本のように1台当たりの生産コストの高い場合、このアイディアは大変役に立つのではないでしょうか?

まとめ

日本にも移動手段である、バス・電車・トラックなどを使った広告媒体は存在していましたが、より身近な移動手段である自転車を活用するというアイディアが面白いと思います。また、それをシェアサイクリングという事業にまで発展させるアイディアは果てしないなと感じました。中国のシェアサイクル文化をそのまま取り入れても、成功は難しいと思いますが、盗めるところは盗んでいきたいですね!

日本でも町中に放置されたママチャリではなく、かわいいデコチャリが見られる日がくるかもしれません!(笑)

 

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